エピローグ
一年が過ぎた。
直恵と桜は、大学の合格通知を受け取り、卒業までのんびりと過ごしていた。聖書研究会の部室で。
桜は聖ヒソプ学園の付属大学、直恵は神学校に合格した。悪霊追い出しをする中、本格的に人生を神様に捧げたいと考えた結果だった。
「それにしても真澄先生が産休になって寂しいねー」
桜は、しみじみと呟きながら聖書を開いた。
顧問の真澄は産休に入ってしまい、しばらく会えなかった。
「まあ、可愛い赤ちゃん生まれる為には仕方ないわよ」
「そうだねー」
一年たったわけだが、桜は相変わらず呑気そうだった。
ちなみに世界はまだ平和で、聖書に書かれている終末の大艱難時代はまだきていないようだった。最近、直恵と桜が黙示録を研究した結果だが、第二の封印は解かれている可能性があるという結論になったが、本当かどうかはわからない。
最近、一ついい事があった。
あのスピリチュアルリーダー・東大寺塔子が金銭詐欺の疑いで逮捕された。芋づるで生贄儀式の為に人を殺していた事も明るみに出て、碧子も共犯者として逮捕された。
幸田はショックを受けてたが、桜や羊野、そして神様のおかげでなんとか大丈夫そうだった。
やっぱり悪を行えば明るみに出るのだろう。聖書にも書いてある。
「しかし、受験が終わると暇だねぇ、直恵」
「そうねー」
ちょうどそこに一人の生徒が入ってきた。ヒーリングをやっているスピリチュアルリーダーの所にいき、とんでも無い事になっていると泣きながら語った。陽那や佐伯経由で二人の噂を聞き、やって来たようだ。
彼女の周りにはスピリチュアルの悪霊がウヨウヨしていた。
直恵と桜は顔を見合わせる。
「お嬢様はエクソシスト復活ー?」
桜は興奮を抑えきれない声を出した。
「一年ぶりに復活ね!」
「わーい!」
二人は腕まくりをし、スピリチュアルの悪霊がついた彼女に向き合った。




