↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お嬢様はエクソシスト  作者: 地野千塩


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/53

朝霧桜編(13)完

 それから平穏な日常を送っていた。


 直恵はなぜか桜になつかれ、学校でもほとんど一緒に行動していた。一匹狼の名が廃るが仕方がない。


 そして桜は部活も聖書研究会に入る事になった。


 桜はクリスチャンだが、あまり聖書を読まないといい、直恵が教えていたりもした。まあ、カトリック教会に通う桜はそんなものだろう。


「真澄先生、遅いね」


 桜は聖書研究会の部室の中をキョロキョロと見回す。まだ、顧問に真澄は来ていないようだった。


「たぶん、また婚約の事で電話してるじゃない?」

「まあ、そうかもね。ところで」


 桜はそう前置きをして、口を開く。


 以前より肌や髪の調子も良いようで、太った様子もない。


 陽キャ達のいじめは相変わらず続いているようだが、直恵が「占いの霊が憑いてる」「彼氏作ったでしょ? 性的な堕落の霊が憑いてる」と軽く脅すと何も言ってこなくなった。どうやら陽キャ達のいじめも背後の悪霊のせいだった。


 陽キャ達の祓ってもよかったが、どうせ反省も悔い改めもしないだろう。今のところ、直恵が目を光らせ監視しておくのが一番だろう。


「私もエクソシストになりたい!」

「は?」


 すっかり忘れていたが、桜は映画の影響でエクソシストに憧れがあった。


「あの時の直恵、かっこよかったよ。私もエクソシストになりたい!」

「いや、別にいいけど……」


 すっかり悪霊がいなくなった桜の霊的状態はかなり良かった


「でもエクソシシトは危険よ。一人でやるのは」


 直恵も悠一と二人でしないと追い払えない悪霊がいる。


「だから、直恵と二人でやろう!」

「えー」

「いいじゃないない。私も悪霊祓いたい!そうね、コンビ名も決めましょう」


 桜は聖書研究会の部室に置いてあるホワイトボードに黒マジックで何か書いた。


「コンビ名はお嬢様はエクソシスト! 略してOE! どう?」

「へー」


 盛り上がっている桜とは対照的に直恵はクールな表情だった。


「私達、いいコンビになれると思うんだ!」

「どうかなー? っていうかそのコンビ名のセンスはいいの?」

「神様の為に頑張ろう!」


 そう言われてしまうと直恵も反論できない。


「ま、いいか」

「やった! OE結成ね!」


 呆れている直恵とは違い、桜は眩しい笑顔を浮かべていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。