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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◇第二部 第五章
97/172

前置き 【駄菓子おかし】

え~

十五代目大吉、

染谷京夜です。


昨日は、

父が【お菓子おかし】をやりましたね。



いや~皆さん、

拍手をありがとうございます。


母もね、

舞台袖でニコニコしてましたよ。





でね…

それからが大変だった。





晩御飯前にね…

姉とテレビを見ていましたよ。


茶の間のコタツでね…


感動しそうな映画のCM見たりしながらね…


【これは大作ね…】って姉がポツリと言うんですよ。


【確かに…】と僕。



それからね…

大変でしたよ晩御飯…



母が料理を作り、

父が日本酒を呑む…


◆ 


母に呼ばれてね…


姉と私が台所のテーブルにつく。



五分くらい待って…

晩御飯が完成。



一口二口食べて…


もうね、

恥ずかしいんですよ。


分かります?


こうね、

父と母がね…


新婚みたいな空気をね!

かもし出してるんですよ!



皆さん笑いますけどね…

もう、本当に恥ずかしい…



いや、

仕草というかね、

そういう物はないんですよ…





でもね!

明らかに新婚なんですよ!





姉がね…


【私と京夜は茶の間で食べますから、

どうぞ二人でごゆっくり!】って、

晩御飯を持って立ち去るんです。



私も慌ててね台所のテーブルを後にしましたよ。





茶の間でね…


【姉ちゃん何なのあれ?】ってきくとね、


姉がね…





【うるさいわよ!】ってね。


【見て分かるでしょ!】ってね。


【お母さんが惚れ直したのよ!!】ってね。


ご飯をかっこむんですよ。



【だよね…】って私もね…





ええ…

姉と二人で、

黙ってご飯を食べましたよ…




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