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その8 さくらもち
やはり春といったら桜餅ですな。
もち米
あんこに
桜の葉
こうね、
春を和菓子に凝縮した物ですな。
皆さんは桜葉塩漬け、あの塩辛い葉っぱはどうしてます?
私は取ってしまいます。
ほんのりとした葉っぱの香気を楽しみたいし、あんまり歯触りがすきじゃない。
塩加減も時には邪魔になる。
◆
まぁ、
正解は自分で決めるんですよね。
それぞれ好みがありますから。
◆
そういう会話をしながら頂くのも、またオツだ。
噺に花が咲く。
◆
しっかし、
桜餅はお茶に合いますな。
こうね、
秋に収穫して、
香気の落ちてきた茶に対し、
春の息吹でそれを補う。
正に春の風だ。
手でつまんで、桜の花にかぶりつく。
いいですね。
◆
さて、さて、
花見といえば酒が欠かせない。
私は一人寂しく、家で酒をを飲んでいましたよ。
ね?
見かけませんでしたでしょ?
◆
ほらさ、私が行ったら桜が濁るじゃないですか。
◆
ね?
今年の桜が美しかったのは私のお陰なんですよ。
◆
ちょっと皆さん、
これは冗談ですから、
そんなハッとした顔をしないでくださいよ。