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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◇第二部 第二章
76/172

その7 おでんにゆで卵

卵さんはズルいですな。


茹でられて、

それからまたダシに浸かる。


小皿のね、

ダシの上で箸で割るとね、

ダシと黄身が踊るんですよ。


それから、

おダシが黄色く曇る。


まるでこいつは雲龍だ。

龍神様がやって来た。

そしてこれは黄龍様。


日が射すように大地を照らし、

春の恵みを呼び寄せる。



こうしてね、硬く煮えた白身を噛みしめ、

黄身が溶けた【おだし】をね、

ズズ~っと飲み干す。


コイツはね、

たまりませんよね。


卵さんはズルいですな。



全部持っていきますから。



しっかし、

ゆで玉子といえばね、


最近ハゲてきましてね…





皆さん笑いすぎですから…




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