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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
第八章 ○演者:染谷京夜
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過ぎし日 その6 ○ マークとリサがやって来た

妹のリサです。


そうですね。


【マスターダイキチ】の顔は怖かったですよ。


公園でね、

泣いてる兄を見てね、

不安になっている私を見てね、

一瞬で察して頂いたんでしょうね。


それじゃなきゃ、

あんな顔は出来ませんよ。


私は大丈夫でしたけどね、

兄は日本に来てから毎日暗い顔をしてましたからね。



ママさんもね、

お姉ちゃんもね、

いつも私を抱き締めてくれた。

いつもね、ほっぺにキスをしてくれた。





分かります?

これほどの愛が他にありますか?






毎日ね、

【マスターダイキチ】の家に帰ってね、

ママさんの家の和菓子を頂きながら、

日本茶をすすりながら、

ママさんに、

お姉ちゃんにね、

今日の出来事を話すんですよ。




それからね、

お姉ちゃんと日本語の勉強です。




そしてママさんの夕食です。




本当に楽しかった。




【マスターダイキチ】の家族にはね、

本当に勇気と愛を頂いたんですよ。







ただね、あの息子は嫌いですよ。





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