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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
第七章 ●演者:染谷大吉
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その5 江戸前の握り⑤

そこでね、アサリの味噌汁ですよ。


いや~

ホッとしますよね~


しっかり砂抜きがしてあって。


江戸前を感じますよね。



でね、

二品目は何だと思います?


なんと、梅干しですよ。

梅干しの海苔巻き。



もうね、四次元ですよ。



大将の意図が分からない。


でもね、食べてみるとね、

なるほどなってね。


先程のね、

鮭の脂の美味さの対極ですよ。


今度は米を味わうって事ですね。


舌の脂を洗い流し、

天日干しした梅のね、

酸っぱい梅で唾液がふくれるとね、

米がね、

口の中で甘い甘い。

紫蘇の香気も相まって、

もうね、

かぶりつくしかないんですよ。


そこでね、

アサリの味噌汁ですよ。


でね、

添えられた沢庵ですよ。


もうね、大将の腕に脱帽ですよ。


私もこんな落語をやってみたいってね。





ね?

そう思いません?




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