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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第八章 【続・エンジェルアロー】のドーナツ
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その2 【続・エンジェルアロー】のドーナツ

それじゃあ…

これから指揮をとる…

とらあえず…ミカエルの資料を全て集めろ…


全てだ…


学歴…

卒業アルバムから…


それにな…

これまでにない資料だ…

口癖…

好きな食べ物…

全てだ…



もう揃えてますよ…



生意気だなフランク…

説明しろ…



まずは復習です…



父はジョン…

アメリカの海兵隊の大佐…


ミルコ…

ライル…

ニコライ…

ジョン…

アメリカが誇る海兵隊員ですよ。


特にジョンは常に後ろを見ていた…

背中に目があるってね…

最も得意なのは退却戦…


知ってますよね?

【オスカー戦】です。


ジョンは皆が死を覚悟した時には言ったそうですよ…


【安心しろよ…】


【むしろ楽しめ…】


【俺が全員逃がしてやるからよ…】



さて…

母親はバーバラ…


ここがなかなか資料がない…


追って調査します。



長男はリック…

アメリカの海兵隊員…

アメリカ最強の海兵部隊…

そう…

【エンジェルアロー】の副隊長です…

昨年…

戦死しています…



次男のミカエル…

マサチューセッツ工科大学をトップで卒業…

専門は機械工学…

十五才で特許を五十八も持っている…


十五才でね…

私らの生涯年収以上をを稼いでる…

バケモノですよコイツは…



妹はマリー…

同じくマサチューセッツ工科大学をトップで卒業…

飛び級ですよ…

ある意味ミカエルよりも凄い…

十六歳で大学院を卒業している…



は~



どうしたフランク…


ホーマック…

【エンジェルアロー】のドーナツを食べましょうよ…


何だと?


いやね…

さっきからね…

お腹が鳴っているんですよ…

腹が減った…




胃に穴が開きそうだ…




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