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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第七章 【続・お味噌汁】
165/172

その6 里芋のお味噌汁

だいたいネバネバ噺も終わったね…


他には里芋もいいよ。


皮を剥いてね、十字に切っておしまい。

菊の花と相性がいいね。


面取りなんてしなくていいよ。

小さいんだから、

面取りしたらなくなってしまうよ。


里芋の角がね、

味噌汁の中で溶けてさ…

トロッとするのさ…


里芋さんだけでは地味だからね…

菊で彩りを足すのさ。


芋を食べると精がつくからね…

オススメだよ。



え?

落ちはって?



アンタは男だから分からないだろうけどね…


ここには【嫁入り前の娘】が来るのさ…



そうだね…

息子の大吉と結婚した琴音ちゃんの紹介でね…





全く困ったもんだよ…





若い娘達が真剣な顔で私の所に来る…



呆れてね…

最初に私は味噌屋に好みの味噌を手配してね…

娘達にあげる訳さ…



こんな婆さんこき使ってね…

忙しいったらありゃしない。



娘達は時々差し入れを持ってきてさ…

もうさ、

そんなのいらないって言うんだけどさ…


仕方なくもらってるよ。



で?


落ちかい?


分からないかい?





ここはね…

知る人ぞ知る…







【穴場】なんだよ…





どうだい?

落ちたろ?





ヒッヒッヒッ…




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