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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第六章
153/172

その4 【エンジェルアロー】のドーナツ

なあ、ミカエル…


ウチのドーナツ屋に軍が来てくれるのは宣伝になって嬉しいけどさ…


君がここにいるのはさ…

まずいんじゃないのか?


あ?

マケット…

オマエの所のドーナツはうまいぜ?

さすが【エンジェルアロー】だ…


それはありがとう…


心配しなくていよ。

この三号店に軍は来ないようにしてある。

他のチェーン店には必ず軍が行くだろうさ。


そうなのか…

しかし大丈夫なのか?


何が?


米軍が来てくれるのはありがたい…

何より話題になる…

宣伝してもらえるのはありがたいが…

CMも出したことのない、マイナーな店だよ…


美味いよ…

オマエの所の…

【エンジェルアロー】のドーナツは…


それはありがとう…


お礼はポールに言うんだな…


ポールに?


アイツはいつもドーナツを食ってた。

オマエのジイサンが作ったな…


そうだったね…


ポールのすすめでな…

俺も食ったし、

いじめられっ子のオマエとも出会えた…


うん…

そうだね…


つまりな…

ポールと俺はな…

ファンなんだよ…

つまりな…


つまり?


矢で心臓を打たれたんだよ…


打たれた?


あぁ、

オマエの所ののドーナツは…

真ん中に穴が空いているだろ?




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