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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第五章
146/172

漆の時そば③

さて、

今日も来ましたよ。


漆さん、またですか…


どうも冷えてね…

やはり【時そば】だね…



へ~何だいその天ぷら…


え?


サツマイモを?

斜めに切って?

天ぷらにする?


これがそばに合う?


へ~新しいね、

じゃあそれも乗っけてくれよ。


いくらだい?


え?


そばが16文で?

サツマイモの天ぷらは3文?


合計で19文?


松吉さんよ…

天ぷらは2文にしときな…


え?


なぜって?


19は【素数】だろ?


2でも3でも4で割りきれないだろ?






それじゃあ、

お客さんの心も割りきれないよ…





こういう計算が出来るようにね、

私の寺子屋…

学習塾に息子をよこすといいよ…





将来ね…

変なヤツに騙されなくなるからさ…




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