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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第五章
145/172

漆の時そば②

え?


あそこの【時そば】を知ってるかって?


お江戸の蕎麦は16文、

それが15文で食べられるって?


いいね、そりゃあ…


え?


そこの屋台?


いいねぇ…

これから行ってくるからよ…



へ~

時そば15文…

屋台の前にに書いてあるじゃないか…

これは安心だね。


やぁ、店主、時蕎麦をくれ。


しかし15文とは安いね…

お代は今払うよ。



今日は得したね~



お待ちどう、【時蕎麦】です。



え?



え?



そばが入っていないじゃないか…



え?


蕎麦は別料金?


え?


蕎麦は2文?



おいおい店主…

合わせたら17文になるじゃないか…



え?

最近そばの料金をちょろめかすヤツがいるから?


いるから?


こうしたって?



分かったよ。

一本取られたよ…


そばをもらうよ…



え?


ゴボウの天ぷらもくれるって?


え?


サービスだって?



おいおい…


美味いねこりゃ…


え?


これが一番美味いそばの食い方だって?



しっかし、

あんたと話してると楽しいね…


私は留吉、

あんたの名前は?


染谷漆?


え?


おいおい、

よく見りゃ漆さんじゃないかい!

何でそば屋の屋台をしているんだい?


え?



そばを打つのが趣味?





悪趣味だねぇ…




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