その5 甘エビの刺身
刺身と言えば【甘エビ】ですかね…
包丁に慣れない娘さん。
一度ね、
魚屋に行ってね、
甘エビの剥き方を教えてもらうといい。
小皿に真っ直ぐ並べてね、
好いた男の晩酌に出す。
生の甘エビさんは甘いですよね~
ワサビと醤油で更に甘くなる…
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でね…
素手で作って食べる刺身って【甘エビ】だけなんですよね…
それからね、
エビの頭を恋人どうし【チューチュー】すするのもいい。
エビの【脳みそ】ってのは美味いですかな…
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でね…
すするのもいいんですけど…
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あえて頭と殻は取っておいてね、
晩御飯の前にね…
それを焼くんです…
油で炒めてもいい…
焼いたり炒めたりしたエビの頭と殻をね、【しゃもじ】で押し潰してね…
水を足して煮る。
一度【アミ】でこしてね…
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ここで男を落としにかかります。
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ええ…
味噌汁のダシにするんですよ…
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これでね、
甘エビだけで二品出来てしまう…
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味噌汁を飲んだらね、
男は【ハッ!】っと驚きますよ…
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味噌汁の具は木綿豆腐だけでいいですかね…
他は合わない気がします。
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ここでね、
この女は料理が上手いとね…
男は騙されるんですよ…
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さて、
食べ終わった尻尾はどうすると思います?
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土に埋めておくとね、
恋の桜が咲きますよ。
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いや…
それは桜エビか…
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へっへっへ~。