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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第四章
140/172

その5 甘エビの刺身

刺身と言えば【甘エビ】ですかね…


包丁に慣れない娘さん。


一度ね、

魚屋に行ってね、

甘エビの剥き方を教えてもらうといい。


小皿に真っ直ぐ並べてね、

好いた男の晩酌に出す。


生の甘エビさんは甘いですよね~

ワサビと醤油で更に甘くなる…



でね…

素手で作って食べる刺身って【甘エビ】だけなんですよね…


それからね、

エビの頭を恋人どうし【チューチュー】すするのもいい。

エビの【脳みそ】ってのは美味いですかな…



でね…

すするのもいいんですけど…



あえて頭と殻は取っておいてね、


晩御飯の前にね…

それを焼くんです…

油で炒めてもいい…


焼いたり炒めたりしたエビの頭と殻をね、【しゃもじ】で押し潰してね…

水を足して煮る。


一度【アミ】でこしてね…



ここで男を落としにかかります。



ええ…

味噌汁のダシにするんですよ…



これでね、

甘エビだけで二品出来てしまう…





味噌汁を飲んだらね、

男は【ハッ!】っと驚きますよ…





味噌汁の具は木綿豆腐だけでいいですかね…


他は合わない気がします。





ここでね、

この女は料理が上手いとね…

男は騙されるんですよ…







さて、

食べ終わった尻尾はどうすると思います?







土に埋めておくとね、

恋の桜が咲きますよ。







いや…

それは桜エビか…







へっへっへ~。




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