その4 刺身コンニャク
刺身といえば【コンニャク】ですな…
あの緑色したコンニャクですよ。
甘い酢味噌で頂くんですな…
時々食卓に出すとね、
こう…
涼感…
涼しさを感じますわな…
暑くなって…
少し夏を感じたら、
女性の皆さんは食卓にね、
これを出すいいですよ。
和歌で言ったら【コンニャク】は夏前の季語ですな。
◆
しかしね…
当時は大変だったんですよ…
◆
魚さんを達から凄い文句を言われたらしいんですよ…
◆
コンニャクは刺身ではない…
緑の身の魚はいない…
酢味噌で食べる刺身はない…
◆
魚さん達は怒っていましたよ…
◆
でね…
コンニャクはさんはどうしたと思います?
◆
分かります?
◆
魚達に囲まれても平気で逃げ切ったんですよ…
◆
そう、捕まらなかった…
◆
掴もうとするとね…
こう…
【チュルン】としてね…
◆
つかめないんですよ~
◆
ちょっとつまらないですか?
◆
いやね、
本当はね、
大根さんが怒ったんですよ…
刺身の【ツマ】の大根さんですよ。
どうしてだか分かります?
◆
分かります?
◆
分かります?
◆
実はね…
◆
私にも分からないんですよ…
◆
オチがあると期待してました?
◆
夏前に
うれし涼みし
コンニャクの
緑が映えし
酢味噌で晩酌
◆
味気ない噺だと思いますでしよ?
◆
でもね…
そもそもコンニャクには味がないじゃないですか…
◆
そう、ここが落ち所…
◆
でもね…
暑い日にね、
旦那の晩酌にね、
【今日は暑かったでしょ?】ってね、
冷えた刺身こんにゃくを出すんです…
男は関心しますよ…
◆
そう…
これが本当の落ち所…
◆
え~女性の皆さん…
本日の女性限定の噺はいかがだったでしょうか…
特に夏前の大工の男はね…
こうやって落とします。
同棲してても、
結婚してても使えます…