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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第四章
139/172

その4 刺身コンニャク

刺身といえば【コンニャク】ですな…


あの緑色したコンニャクですよ。


甘い酢味噌で頂くんですな…


時々食卓に出すとね、

こう…

涼感…

涼しさを感じますわな…


暑くなって…

少し夏を感じたら、

女性の皆さんは食卓にね、

これを出すいいですよ。


和歌で言ったら【コンニャク】は夏前の季語ですな。



しかしね…


当時は大変だったんですよ…



魚さんを達から凄い文句を言われたらしいんですよ…



コンニャクは刺身ではない…


緑の身の魚はいない…


酢味噌で食べる刺身はない…



魚さん達は怒っていましたよ…



でね…


コンニャクはさんはどうしたと思います?



分かります?



魚達に囲まれても平気で逃げ切ったんですよ…



そう、捕まらなかった…



掴もうとするとね…

こう…

【チュルン】としてね…





つかめないんですよ~





ちょっとつまらないですか?



いやね、

本当はね、

大根さんが怒ったんですよ…

刺身の【ツマ】の大根さんですよ。


どうしてだか分かります?



分かります?



分かります?





実はね…







私にも分からないんですよ…







オチがあると期待してました?





夏前に

うれし涼みし

コンニャクの


緑が映えし

酢味噌で晩酌





味気ない噺だと思いますでしよ?







でもね…

そもそもコンニャクには味がないじゃないですか…







そう、ここが落ち所…







でもね…

暑い日にね、

旦那の晩酌にね、

【今日は暑かったでしょ?】ってね、

冷えた刺身こんにゃくを出すんです…




男は関心しますよ…







そう…

これが本当の落ち所…







え~女性の皆さん…

本日の女性限定の噺はいかがだったでしょうか…




特に夏前の大工の男はね…

こうやって落とします。




同棲してても、

結婚してても使えます…




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