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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第四章
135/172

前置き 【刺身噺】

え~

初代大吉でございます。



皆さま、拍手をありがとうございます。



そんなね…

皆さん立たなくてもいいですよ。

私は座っていますからね…



それとも私も立って噺をします?



そう、ここが笑いどころ…



さてさて、

毎月恒例、

お客さんは全員女性だけの独演会ですね…

もちろん、お値段は半額です。



いわいや…

いいじゃないですか、

女が旦那のように寄席に通っても…



あれ?

ちょっと待ってください…

 


今日は美人がいませんな…



そう、ここが笑いどころ…



しかし、大丈夫ですよ。



初夢に…

一富士、

二鷹、

三なすび…


これで今年は縁起がいいとありますね…



女の場合はね…


一に笑顔、

二に器量、

三に刺身です。



女性の皆さんに恋の秘訣を教えましょう。



まず、何よりも笑顔ですね。

最初はこれで男心を掴む。

女は笑顔が肝心です。



次に器量です。


将来、家計をきりもりするんですからね、頭が良くないと…


器量というのは器【うつわ】も入ります。

食器にこだわりましょう。

特に小皿ですかね…


まぁ、基本的には人間としての器です。



そして最後は刺身です。

これから話しますね…



男を落とす【刺身噺】です。





いやいや、

まぁまぁ、またそんなに拍手を…

またまた立ち上がって頂いて…




また私も立ちます?




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