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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第三章
129/172

その1 大根のお味噌汁

まずは大根だね。


味噌汁といえば大根だ。


キンピラゴボウってあるだろ?


あれくらいの形なりに大根を切るのさ。

私はキンピラよりも太めに切るね…



でね、

この味噌とね、この【魔法の粉】を入れる。


え?

この粉は何だって?


知らないよ…


子孫がね…

私の子孫が送ってくるんだよ…


何でも未来ではね、

ダシが粉になってるんだよ…


便利だよ…

鰹節を用意しなくていい。


婆さんだからね…

気を使ってくれてるのかね…



アンタにもあげるよ…

無くなったらまたウチに来な…


これを食べてみな…

昨日作った大根の味噌汁だ…


どうだい?

美味いだろ?


大根はね…【作った日】と【次の日】は表情が違うのさ…


大根の味噌汁は大根だけだよ…

大根だけで作る…


あとね、夏の大根だけはダメだよ…

夏の大根はどうも美味しくない…


そう…

アレは漬け物に使うんだからね…


あとね、

大根の【葉っぱ】は捨てちゃダメだよ…


夏の大根の葉っぱはね…

外にね干しておくのさ…


しなびたらね、

秋とか冬とかにね、

こうね…

細かく切ってね、

大根の味噌汁に使うのさ…


美味いよ…


そこに干してあるから持っていくといいよ…




今日の噺はこれまでだ…

また来な…

お嬢ちゃん…




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