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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第二章
127/172

【寄りし日】⑧

最後にね、

マークに日本で何が一番美味しかった?

ってきいたらね。


【ママさんのオニギリ】って言うんですよ。


【あれはどんな魔方なんだ?】ってね。

真顔でね…



マークはね、納豆はダメだった。

まぁ、

アメリカ人がそんなすぐにね、

納豆は食べられませんよ。


ある日の晩、

豚汁にオニギリですよ。



ウチのオニギリの基本は焼き鮭ですね…



ま~ね、

マークが食うこと食うこと…


ハマったんですな。


【これも食いな】って、

父がね…自分の皿を渡すんです。


ええ…


ある日の晩にね、

マークがね、

母にね、

【オニギリの作り方を教えて欲しい】と言いましてね…



でもね、

父が【ダメだって】言いましたよ。



父がね、

【日本で母親以外がオニギリを作るとな、首を吊るされるんだよ】って…父がね。



【オーマイガー】ってマークがね…

慌ててましたよ。





ええ、

家族で笑いましたよ。







幸せって、

こういう事なんでしょうね。





そしてね、

女の子の料理は【おにぎり】から始まるんです。


姉もリサも、

母に【おにぎり】の作り方をしっかり学びましたよ。


母性って凄いですね。



おにぎりを握っただけで、

未来の母親がいる、

そこで幸せが生まれる。


未来で…

あたたかい家族の姿が見える…





皆さん今度、

お母さん、

お嫁さんの【おにぎり】を是非。




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