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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第一章
118/172

その2 花茶息②

さて…

墓には線香…


墓といえば【仏花】ですね。


花屋が忙しい時期だ…



墓に供える花を、

仏の花と書いて【ぶっか】と読みます。



知ってました?



お盆に【仏花をください】と言うと、

滞りなく、噺が進みますよ。



しかし…

花屋に行ったらね、

花が大きいんですよね。


ビックリしましたよ。



何でもね、

花屋の主人によると、

今年の夏が暑くてね、

おまけに雨も多かった。


つまり…


花は日光を浴びて、

雨を吸い、

すくすくと育ったんですって。



なるほどね~



しっかし、大きかったですよ…



今日はこれにて…失礼します。





はいはい、戻って来ましたよ。





楽屋で茶をすすっていたら番頭さんに呼び戻されましてね…





分かりませんか皆さん…

分かりません?





本当に?





いやね…


花屋の主人の【鼻】がね…







大きいんですよ…







ええ、蜂に刺されたんですって…







お盆前にはね…

蜜を求めて蜂もやって来ますよ…







これが私の完全犯罪…




【花茶息】でございます…




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