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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◆ 第三部 第一章
116/172

前置き 【花茶息】

番頭の宗形です。

第三部に入りましたね…


え?


どうしました?


え?


じゃあ、

十三代目、

天才宇刻の【真打ち噺】はって?



たくさんありますよ…


本当の【真打ち噺】はまだ先ですがね…



最初の【真打ち噺】はね…

宇刻さんがね…

スッと入ってきてスッと終わった…



確か七つだったかな…


よわい七つで宇刻さんはこれをやった…


そして七歳で【十三代目】になった…



そこで戦争がやって来ましたかな…


空襲で芝居小屋は焼けてしまった…



でもね…それでも私達は負けなかった…



なぜって?




絶望のどん底でもね…



全部ひっくり返す男がいるんです…



そう…

私達には【宇刻】がいるんです。



宇刻さんがいたから、

もう一度…

私達は芝居小屋を作ったんです…



町のね…

皆もね…

お金を出してくれましたよ…




さて…

これはね…一瞬で終わる噺です。



七つの小僧の完全犯罪…





【花茶息】です…




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