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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◇第二部 第五章
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その8 ビックリマンチョコ①

いや~

最後に何を持ってこようかと考えましてね、

女性の皆さん、

ご免なさいね。


でも、きき逃さないでくださいね。



ては、男向けの噺をします。



ええ、ビックリマンチョコですよ。



そんなね、

皆ね、

拍手しないでくださいよ。

分かりますよ、

分かりますから。



お菓子にね、

シールが付いてくるんですよ。


天使、お守り、悪魔、ヘッドってね。


ヘッドのシールはキラキラしたシールでね。


簡単にいうとスターみたいな存在なんですよ。


子供達に【コレクションする】って分野を教えてくれた【お菓子】なんですよね。



私はね、

だいたい【ヘラクライスト】くらいからですね。


そこら辺から【ビックリマンチョコ】の存在を知るようになった。



そして伝説ですよね。


はい、【ヘッドロココ】です。



いや~

拍手をありがとうございます。


これから三十八時間くらい話してもいいですか?



そうですね、ここが笑いどころです。



皆、笑うけど、本当に話しますよ。



衝撃的でしたよね。

もう、衝撃でしかない。

キラキラの方ですね。



でね、それから七色のホログラムの【ヘッドロココ】が来る。


もうね、

【どや顔】ですよ。

あれを引き当てた子供はクラスのヒーローですから。


うらやましかったな~



でもね、私もヒーローになった時がありましてね…


何を引き当てたと思います?



そう…

【ゴーストアリババ】ですよ…



女性の皆さん、男達が【おぉ~!】ってね、深い声を出しますでしょ?



そんなもんなんですよ、

男の子って…



でね、

男の子って、

だいたいビックリマンチョコでね、

人生の運の【ほとんど】を使い果たすもんなんですよ…



深いですね~



あれくらい、

人生で神様にお願いした事ってないんじゃないですか?





でね…

社会に出ると運がないんでよね…


ええ…

運をほとんど使い果たしてますからね…







正にネーミングの通りですよ。


男が驚くお菓子ですよ。


ええ…

世の中、チョコくらいしか甘い噺はないんですよ…







それじゃあ男の皆さん…

泣きましょうか…




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