その8 ビックリマンチョコ①
いや~
最後に何を持ってこようかと考えましてね、
女性の皆さん、
ご免なさいね。
でも、きき逃さないでくださいね。
◆
ては、男向けの噺をします。
◆
ええ、ビックリマンチョコですよ。
◆
そんなね、
皆ね、
拍手しないでくださいよ。
分かりますよ、
分かりますから。
◆
お菓子にね、
シールが付いてくるんですよ。
天使、お守り、悪魔、ヘッドってね。
ヘッドのシールはキラキラしたシールでね。
簡単にいうとスターみたいな存在なんですよ。
子供達に【コレクションする】って分野を教えてくれた【お菓子】なんですよね。
◆
私はね、
だいたい【ヘラクライスト】くらいからですね。
そこら辺から【ビックリマンチョコ】の存在を知るようになった。
◆
そして伝説ですよね。
はい、【ヘッドロココ】です。
◆
いや~
拍手をありがとうございます。
これから三十八時間くらい話してもいいですか?
◆
そうですね、ここが笑いどころです。
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皆、笑うけど、本当に話しますよ。
◆
衝撃的でしたよね。
もう、衝撃でしかない。
キラキラの方ですね。
◆
でね、それから七色のホログラムの【ヘッドロココ】が来る。
もうね、
【どや顔】ですよ。
あれを引き当てた子供はクラスのヒーローですから。
うらやましかったな~
◆
でもね、私もヒーローになった時がありましてね…
何を引き当てたと思います?
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そう…
【ゴーストアリババ】ですよ…
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女性の皆さん、男達が【おぉ~!】ってね、深い声を出しますでしょ?
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そんなもんなんですよ、
男の子って…
◆
でね、
男の子って、
だいたいビックリマンチョコでね、
人生の運の【ほとんど】を使い果たすもんなんですよ…
◆
深いですね~
◆
あれくらい、
人生で神様にお願いした事ってないんじゃないですか?
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でね…
社会に出ると運がないんでよね…
ええ…
運をほとんど使い果たしてますからね…
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正にネーミングの通りですよ。
男が驚くお菓子ですよ。
ええ…
世の中、チョコくらいしか甘い噺はないんですよ…
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それじゃあ男の皆さん…
泣きましょうか…