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その7 ラムネ
もうね、
森永さんのラムネですね。
蒼いラムネの瓶に入ったラムネを模した駄菓子ですね。
いや~
飲み物を駄菓子にしてしまうんですから…
脱帽ですよね。
こうね、
粋っていうか、
なんというか…
遊び心に満ちあふれている。
もうね、森永のラムネですよ。
◆
皆さんうなずきますね~
◆
そんなにうなずきます?
◆
そうですね、
ここが懐かしどころ、
笑いどころ。
◆
子供の頃、
あの瓶を、
あれを握りしめていましたよね~
走りながらキャッキャしてね。
シカシャカ、シャカシャカ、
瓶の中で炭酸のように踊るんですよ。
そしてラムネをひとかじり。
友達の手にも渡すんですよね。
本当にね~
あれくらい握った駄菓子ってないんじゃないですか?
◆
鷲掴みですよね。
◆
ちょっとね、
これから空を飛んできますね。
◆
え?
分かりません?