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【長屋小噺】 三分間のメロンソーダ  作者: 長屋ゆう
◇第二部 第五章
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その3 ピンクの小さい餅

百話目になりましたね。



皆さん、拍手をありがとうございます。





では、百話にふさわしい噺をしましょうか…





こうね、

分からない駄菓子があるんですよ。


ピンクのね、

こうね、

四角くて、

子供の小指くらい小さくてね、

こうね、

グミもない、

餅でもない、

とりあえずピンクなんですよ。


桜を思わせる駄菓子。


これぞ女の子の駄菓子ですよね。



名前は分かりませんよ、

思い出しただけですから。



ええ、

そんな駄菓子ですよ。



こうね、

確か十二粒くらい入っていましたかね。


でね、

お上品にね、

爪楊枝で刺して食べるんですよ。



近所のね、

好きな女の子が食べてましたよ。



いや~懐かしいな~


好きな女の子がね、

小さな口であれを食べる。


試しに私も買ってみる。



いや~甘酸っぱくてね、

女の子とキスをしたら、

彼女とキスをしたら、

こんな味がするのかって、

私は胸をときめかせるんですよ…



でね、

世の中便利になりましてたよね。

インターネットで調べれば分かるじゃないですか?



でもね、

調べませんよ。



え?

何でかって?



いや~、

女心なんて、

調べたって分かりませんから…





そうです、

ここが落ち所…




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