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夏の湿度  作者: ちゅうに。
2/11

第2話

中途半端でグダグダです。すみません………!

秘密の関係というのはなかなか甘美なもので、年の差、同性、にプラスされるといよいよいけないことをしている気分になってくる。

そしていけないことというのはなぜか決まってドキドキした気持ちになるのだ。年甲斐もなく。

とりあえず進藤とその日約束したのは、人目のつくところでは今まで通りただの教師と生徒、というたった1つの約束だった。

正直俺は進藤になんで選ばれたのかわからなかったし、いつ彼が飽きたと言ってもいいと思っていた。だから、約束はたった1つ。誰にもバレないように関係を続ける事だけ気をつけてればいいのだった。


同性に好かれるというものに嫌悪感はなかったし、多分セックスも出来るだろう。だが、進藤がどこまで求めてるかはわからなかった。

俺はルックスはそれなりに良い自覚はある。背も182cmと高い。進藤が美少年だとしたらまあ俺はそこそこイケメンな中年というところだろうか、自分で言うのが虚しいけれども。

進藤はなぜ俺を選んだのだろう?

そしてなぜ俺は進藤を受け入れたのだろう。

なんとなく、茶化してはいけない空気だったが空気だけで決められるほど俺も若くない。好かれて嬉しい気持ちはあるがそれだけで受け入れられるほど純粋でもない。

と、なると俺自身が進藤に興味を持ったんだろうな、とぼんやりと考える。

こういう、はっきりしないことは苦手だ。だが今考えても答えは出ないだろうし、しばらく先延ばしでも構わんだろう。

珍しく1人の国語科準備室でコーヒーを飲みながら昨日のことを考える。

国語科は教員人数が多いのでいつも誰かしらいるのだが、夏休みということもあって今日この時間はたまたま俺1人であった、タイミングがいい。


昨日、結局俺は、進藤の気持ちを受け入れ、そして望み通り、恋愛をすることも受け入れた。あんまりあっさりしたものだから進藤が若干腑抜けていたくらいだ。

なんだろう、なんていうのか進藤の真剣な顔を見てたら断るという選択肢がなかったというか。あんなに真剣に求められるならそれもいいかと思ったのだ。

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