「元気にしてくれて、ありがとう」の言葉を受けて……
以前、インターンシップに参加させていただいた病院の会社説明会の参加の帰り道での出来事。
「ピンクのもしもしの、よつ葉ちゃんだぁ」
声のした方に視線を向けた。
インターンシップで小児科病棟に配属された時に担当した男の子。
「こんにちは」
お母さんに手を繋がれて私の前へ来てくれました。
「よつ葉ちゃん、元気にしてくれて、ありがと」
「たっくん、元気になったね」
「よつ葉ちゃんが、ぎゅっしてくれたもんね」
点滴処置が怖くて仕方なかった、たっくんを膝に座らせて抱き締めている間に指導看護師さんが点滴処置。
辛い処置の手助けの一貫だった、よつ葉の行為なのに、たっくんはお礼を言ってくれました。
とても心がかたたかく嬉しい気持ちになりました。
数日担当しただけですが、看護実習生と言うことでコミュニケーションの時間があったので忙しい看護師さんよりは、一緒にいる時間が長かったことが幸いしたようで覚えていてくれました。
「元気にしてくれて、ありがとう」
看護を勉強中のよつ葉に、かけてもらえた言葉。
未熟な看護でしたが貴重な経験をさせてくれた、たっくんとの再会。
退院後の診察に来ていたそうです。問題なし。との診察だったと教えてくださったお母様。
素敵な言葉をいただけた偶然の再会でした。