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1-7 説明

1-7 説明



「まずは七大国の説明からしていきますね


我々の国を真ん中として説明していくと…

各国の真ん中にあるのは我々の国"ラビリス迷宮国"です。

いろいろな種族が共に暮らし、完全な中立国と言われていて、世界の謎である大迷宮を攻略するための国です。

迷宮国内の冒険者ギルドのギルドマスターが王の役を担っています。


北にあるのは"ドラン龍王国"

身体を龍の一部に変化させることの出来る"龍化"を持つ龍人族の人々が中心に暮らす国です。

龍国最北端の竜の谷に住む、赤竜王、水竜王、雷竜王、地竜王、風竜王、光竜王、黒竜王の六竜に選ばれた者が王となり、龍王と呼ばれます。


北東にある国は"トゥーリオ神聖国"です。

レンさんやユメノさんと同じような容姿の人族の人々が中心に暮らす国です。

聖国議会というトゥーリオ内の貴族の会議で王がとなり、聖王と呼ばれます。


南東にある国は"アニマ獣王国"

犬・猫・兎など様々な動物の耳や尻尾などの特徴的な身体を持った獣人族の人々が中心に暮らす国です。

獣国武闘祭というものが十年ごとに開かれ、優勝者が王となり、獣王とよばれます。


南西にある国は"ゼニカ商王国"

物作りが得意なドワーフ族の人々が中心に暮らす国です。

この国では、一番大きな商会の商会主が王となり、商王と呼ばれます。


北西にある国は"ユルド守護国"

長寿で、代々聖樹ユグドラシルを守ってきたエルフ族の人々が中心に暮らす国です。

この国では、聖樹からの信託により選ばれた者が王となり、守護者と呼ばれます。


最後に、迷宮国の反対側にあり、迷宮国以外の五国と隣接し、この世界の三分の一の広さを誇る"魔国ダーク"

人間と魔物の間のような身体を持つ人々が多い魔族の人々が暮らす国です。

この国では、小国に近い形の街が多数あり、それぞれの街が代表を立て、その中で一番領土を持つ者が王となり、魔王とよばれています。


次に魔物の発生についてなのですが、詳しくは分かっていません。

ただ一つ分かっているのは魔物は迷宮内の魔素の塊から生まれるということのみです。

大迷宮は迷宮国が入り口を中心に国を作っており、常に魔物を討伐している為出てきませんが、大迷宮以外にも規模の異なる迷宮が多数自然発生していることはが発見されています。

そしてその迷宮から魔物達が出てきて、迷宮外のいたるところに住み着いていると考えられています。

また、死んだ魔物はドロップアイテムを残し、魔素となり霧散して、いずれ迷宮へ戻るようです。


次にお金に関してです。

下から鉄貨→銅貨→銀貨→金貨→白金貨となり、

鉄貨10枚→銅貨1枚

銅貨10枚→銀貨1枚

銀貨10枚→金貨1枚

金貨10枚→白金貨1枚

となります。

単位はリラ、

1鉄貨を一リラ、銅貨1枚を十リラ

銀貨1枚を百リラ、金貨1枚を千リラ

白金貨1枚を一万リラと呼びます。


次に魔法についてです。

魔法には基本五属性があり、バラつき火→水→雷→土→風→火とあり、風に火は風に強く水に弱い、水は火に強く雷に弱いというようにそれぞれ得意不得意で循環するようになっています。また光と闇という得意不得意のない属性があります。

その他にも細かくいろいろな魔法がございますが、基本的にはこの七属性になります。


次に世情です。

まずトゥーリオ神聖国ほ、ドラン龍王国・アニマ獣王国の両国と緊張状態。魔国ダークとは戦争状態。近隣小国のリリー神聖国と和国ミコトの二国と戦争状態となっています。


ラビリス迷宮国・ゼニカ商王国は、中立を貫いており、各国に冒険者ギルドと商業ギルドがあります。


まずは以上です。なにかご質問はございますか?」

「すみません、さっきでてきたリリー神聖国と和国ミコトというのは?」

「はい、リリー神聖国は二百年前に勇者として召喚された勇者がトゥーリオ神聖国と敵対して出来た国です。

和国ミコトは七百年前に勇者と一緒に召喚された者がトゥーリオ神聖国と敵対して出来た国です。

ですのでこの二国とトゥーリオ神聖国は基本的に小競り合いが多く、これまでの歴史の中でも幾度となく戦争が起こっています。ですが、リリーとミコトの二国は同盟を結んでおり、二国合わせるとトゥーリオよりも戦力(質の面で)優っておりトゥーリオは手痛い反撃を受けております。しかし、この二国は自国からの戦争を起こさないというルールがあるのでトゥーリオもなんとか滅びずという状況です」

「わかりました。ありがとうございます」


なんか勇者や召喚者が結構でてくるな…まぁ初めてではないと思ったが…


「それはそうと、お二人は冒険者になられるのですよね?」

「はい、そのつもりです」

「では冒険者ギルドについても説明致しますね」


まず冒険者ギルドとは、大迷宮や各地の迷宮を攻略することを目的とした集まりです。それ以外にも各地の人々からのあらゆる依頼も受けるようにしています。

ギルドには、G→F→E→D→C→B→Aとあり、ギルドマスターの推薦と試験により、S→SS→SSSとあります。

Aランクまでのギルドランクは、モンスターの討伐種類や討伐数によって自動で評価されていきます。

自動というのはギルドカードの機能で、倒した魔物や人の情報が自動で蓄積していき、ギルドにある魔道具で読み取ることができます。

依頼について成功すれば成功報酬が、失敗すれば罰金があります。ランクには関係してきませんが、Sランク以上に、よく失敗する人を推薦したりはあまりしないと思いますので一応お気をつけ下さい。

依頼はランク分けされており、より難しくより稼げる依頼は高ランクになります。

従魔に関してはギルドで登録していただかないと、他の人に討伐される可能性がございますのでお気をつけ下さい。


以上が冒険者ギルドに関する説明になります。ご質問はございますか?」

「いえ、大丈夫です」

「あ、あと魔物からのアイテムドロップや魔石のドロップは不必要であれば冒険者ギルドで買取りもしてますので是非お売り下さい。特に魔石はいくつあっても困らないのでどんどんお願いしますね」

「魔石ってなにに使うんですか?」

「基本的には魔道具ですね、他にもギルドカードに武器や防具などにも使われます」

「なるほど、わかりました。あ、あといい宿屋ってどっかありますかね?できれば飯がうまいとこがいいです」

「そうですね、それなら安らぎの宿がよろしいかと。街の地図渡しておきますね」

「なにからなにまでありがとうございます。いろいろ教えてもらえて助かりました。ギルドカード発行してもらったら早速依頼受けてみますね」

「はい、じゃあギルドカードの発行手続きしてきますのでもう少々お待ち下さい」


そういうとレイナさんはこの部屋から出て行き、しばらくすると帰ってきた。


「お待たせしました。こちらのギルドカードに魔力を流して下さい」


魔力を流すとギルドカードの色が金から白に変わった。


「これで登録完了です。メルさんの従魔登録は済んでいますので、こちらの腕輪をつけておいて下さい。サイズは自動で最適化しますので腕輪ですが足につけても大丈夫ですよ」

「ありがとうございます。表に戻ったら早速依頼を受けてみますね。無一文なもので…」

「はい、かしこまりました。じゃあ受付でお待ちしております」


よし、まずは今晩の宿泊費だ!初依頼頑張ろう!!


《頑張って下さい》


あ、ウィズ様ここで出てくるんですね…ええ、頑張ります。



お読み頂きありがとうございます。

誤字脱字など至らぬ点は多々あると思いますが適当に読んだやって下さい。

手探りで執筆していますので、こんな書き方どうかな?とか、こんなネタどうかな?とか、こここんな感じの方がいいんじゃ?などなど私の糧になるご意見お待ちしています。

次話も読んで頂けると幸いです。

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