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2-3.ユニコーン?

2-3.ユニコーン?



ブラットに馬車を引かせてちょうど一日経ち、俺と、ユメノ、メル、ブラットは昼食を食べていた。

そこに、一本の角の生えた白馬が近づいてきた。


「一本角の白馬って、まるでユニコーンみたいだな」

「レンくん、もしユニコーンだったらどうします?てかこれ馬なんですか?もしかしたら魔物かもしれませんよ?」

「いやいや、魔物がこんなおとなしいわけないだろう」

「ステータス、見ないんですか?」

「気になる?」

「うん」

「じゃあステータス見る前にテイムしてみるか!馬欲しかったし」

「でもただの馬に馬車引かせたらブラットより遅くなると思うんだけど…」

「そこはブラットと馬の協力プレイで…あ、テイムできた」

「って、じゃあ魔物じゃないですか!」

「だなー、さてさてステータスはと…」

「だなーって、レンくんにはあまり危ない真似して欲しくないんだけどなぁ」

「……」

「レンくん、どうしたの?」

「ユニコーンだった」

「へ?」

「ユニコーンだったよ」

「ハハハ、コンナトコロニユニコーンガイルワケナイジャナイ」

「だよな、こんなみんなが通る街道で…あ、ユニコーンじゃなかった…」

「どう間違えたの!?わざと?わざとなの!?」

「いや、これを見たらわかるって」



名:ユニークコーン(変異種)

性別:男

年齢:5歳

職業:馬

レベル:101

HP:101010

MP:10

STR:11

DEF:100010

INT:10

MGR:100001

AGI:111110

LUK:111


固有スキル

再生角


スキル

高速移動


再生角…

角がすぐに再生する。



「これは…なんというか…」

「まさかユニークコーンだったとはね!一瞬ユニコーンかと思ったよ、はっはっはっ〜」

「レンくん、また変異種テイムしたの?普通の魔物は?」

「ん?ユメノは気付いてなかったのか?もう既に50匹以上の魔物をテイムしてるぞ?」

「え!?多すぎない?ていうかいつの間に?」

「いや、道中、一日の間に出会った毛並みの良さそうな魔物は全部テイムしたから」

「ちなみにどんな魔物を?」

「ん?よし、"ゲート"みんなーでておいでー」


そして次々出てくる出てくる。


「え、全部出すの!?」

「幸せだろ?」

「怖いんだけど…全部魔物よ?」


ウルフ×10

ブラックウルフ×5

ベビーウルフ×3

シルバーウルフ×2

ホーンラビット×6

ブラックラビット×2

ポンポコ×4

サーベルタイガー×4

フレグランスキャット×15

エレメントフォックス×20


「なんかエレメントフォックスとフレグランスキャット多くない!?」

「いや、エレメントフォックスは各属性揃えたかったし、フレグランスキャットはいろんな香りの猫揃えたいじゃん?」

「じゃん?じゃねぇ!もう、これから先私がレンくんを支えていくと思うと頭が痛いわ!」

「いや、だからなんでさらっと女房気取りなんだよ!俺は一人でもこいつらを面倒みていくぞ!」

「ちっ、バレたか…とりあえずみんな戻した方がいいんじゃない?他の人に見つかったら大事なもふもふたちが攻撃されるわよ?」

「た、確かに!?よし、みんな戻れー」


号令をかけるとみんなゲートの中に駆け込んでいく。


「あせるなよー、ゆっくり転ばずにいけよー」

「魔物に言うセリフじゃないわよ…私にもそんな言葉かけてくれたことないくせに」

「ん?なんか言ったか?」

「なんにもありませーん」

「さて、とりあえず今日からはコーンに頑張ってもらうか」

「ちょっと、コーンってまさか?」

「ああ、ユニークコーンの名前だ」

「安直なのはいいとして…なんだかな…」

「いいじゃん、覚えやすいじゃん?メスだったらユニコとかユニとか可愛い感じにできたんだけど…オスだしねぇ」

「まぁ々確かに?そうだけど?」

「さぁコーン!リリー神聖国に向けて周りから変に見られない速度で、レッツゴー!」

「ああ、レンくんが…もふもふがいるとテンションがどんどん上がっていくのね」


リリー神聖国到着まで、あと二日。

お読みいただきありがとうございます。

次話もお読みいただければ幸いです。

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