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1-14 中ボス?

1-14 中ボス?



次の日、迷宮十層を探索していると大きな扉が現れた。


「でかい扉だな、これってボス部屋みたいな感じかな?」

「この迷宮十層までだったりしてね!」

「んー、でも十層で終わる迷宮って滅多にないみたいだし、おそらく中ボスとかフロアボスみたいな感じじゃないか?」

「そだねー、さすがにまだ終わらないよねー」

「どちらにしてもいままでの敵とは違うだろうし、油断するなよ!回復薬とかちゃんと揃ってるか?」

「うん、大丈夫。各種回復薬は全部五個ずつ揃ってるよ」

「よし、じゃあ扉を開けるぞ」


扉を開けると、広い空間に出た。そこにいたのは大きいオークと数十匹の普通のオーク、それと無数の小さなオークだった。



名:シルバーオークキング(変異種)

性別:男

年齢:0

職業:オークキング

レベル:65

HP:20000

MP:5000

STR:10000

DEF:20000

INT:100

MGR:100

AGL:10000

LUK:50


固有スキル

魔弱剛健


スキル

物理耐性10

オーク召喚10

オークミニマム召喚10

鉄壁10

剛腕


魔弱剛健…

魔法攻撃に弱くなるが、HP・STR・DEF・AGLが上がる。


名:オーク

性別:男

年齢:0

職業:オークキングの部下

レベル:50

HP:3000

MP:500

STR:2000

DEF:3000

INT:50

MGR:50

AGL:1000

LUK:40


スキル

物理耐性10

鉄壁10



名:オークミニマム

性別:男

年齢:0

職業:オークキングの部下

レベル:30

HP:500

MP:10

STR:500

DEF:500

INT:10

MGR:10

AGL:100

LUK:30


スキル

物理耐性10



え?なにこれ?これが十層のレベルなの?いままででてきたのオークレベル15くらいだよ?さすがにこれはないわー…

とか言ってる場合じゃないよね…


「えーと、ユメノ、一応こいつらのステータス見れるようにしとくから確認しといてくれ。俺は数発全体魔法で攻撃してみる…」

「了解!…え?なにこれ?いきなり強すぎない?いや、勝てない強さではないけどさ…」

『空飛ぶー?』

「え!?」

『僕が羽になってあげるよ?ユメノには離れて貰っておいてさ。そしたら安全に魔法打てるよ?』

「メルよ、そんなことまでできるのか…ていうかなかなかひどいな…」

『どーする?』

「よし、それでいこう。ユメノは少し離れていてくれ」

「わかったわ」


そしてメルが俺の背中にくっついたと思ったら、いつの間にか羽の姿に変わっていた。


『これでレンの思う通りに動けるよー。羽が背中に生えてるような感覚あるでしょー?』

「おお、なんかすごい不思議な感覚だな!」


俺は空中に飛び上がる。


「ファイアーストーム」

「ファイアーストーム」

「ファイアーストーム」


オークミニマムが大量に消えていく。オークも数匹消えた。


「グォーーー」


オークキングが吠えると、すぐにオークや、オークミニマムが召喚される。


「マジか、キリがないな…空中飛べて良かったよ、メルのおかげで案外楽に倒せそう…待てよ…」


そこで俺はなんともずるいことを考えついてしまった…


「ユメノ!その辺からMPなくならない程度に魔法でオークとオークミニマムを攻撃しててくれ!」

「サンダーストーム」

「ストーンストーム」

「ウォーターストーム」

「ウィンドストーム」


俺はいろんな属性のストーム系魔法を繰り返し使った。

ストーム系魔法で消費するMPはおよそ100MP、範囲を広げていくと消費量も比例して多くなっていく。

そう、言ってきまえば俺ならいくらでも打てるのだ。

そして魔物は無限に沸く。

ああ、俺のレベルが上がって行く…魔法レベルも上がって行く…


しばらく殲滅しては召喚されるを繰り返した。そのうち召喚がとまり、シルバーオークキングのみになった。

そして…うん、まぁ空中から魔法撃ち続けたらこうなるよね…

シルバーオークキングはただただ魔法の槍に刺され続け、力尽きた。


「いくら強くてもこいつら武器すら持ってなかったからな…安全圏から魔法を撃ち続けるだけで勝てる上にいろいろお得な敵だったな…」

「なんか可哀想だったよ?」

「まぁこれもメルが居てこそだな、地上での戦闘だとオーク達に囲まれて全体でどれくらいいるかもわからなかっただろうしな」

「うーん、確かにそうだね」

『僕なかなか役に立つでしょ!』

「なかなかどころじゃないよ、メチャクチャ役に立ったよ。むしろなぜ今までそうしなかったのか…って、さすがに不特定多数の前で空飛ぶわけにもいかないか…」

『それもあるけど…面倒臭い』

「うぉい!ぶっちゃけたな」

『じゃあ僕は疲れたから寝るね』


メルはそう言うと、俺の頭に乗っかって離れなくなった。

ほんと粘着って便利なスキルだよな。スキル使ったら解除するまで意識なくても離れないんだから…ん?待てよ?メルの意識が戻らなければずっとくっついたままになるのか?

んー、まぁいいか。


そのまま進んでいくと、この迷宮は二十層で終わった。

出てきた魔物はホーンラビット、オーク、スライム、ゴブリン、ムーンベアー、ウルフなどの物理耐性の高い魔物ばかりだった。

いや、普通はみんな物理耐性なんて高くないけどね…


そして何と言っても二十層のボス戦はすごかった。

いや、ほんとにね……

お読み頂きありがとうございます。

今日気付いたのですが、まさかのステータスのAGLがAGIになってました。後日全て修正予定です。


次話もお読みいただければ幸いです。

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