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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
98/240

連立の 誕生日

今日は、利之の誕生日です。僕は、昨年とは指向を変えて、治部煮をプレゼントにしようと思っています。

レシピはよしちゃんに教えてもらっている。その通りに作ればいいよね。夜叉節さんがケーキを用意する予定って聞いています。ケーキを階段にしたらという僕の提案はスルーされたんだけど。

義文は、金箔の(漆塗り)お重をプレゼントするんだって。流石に高級なものですね。よしちゃんのお金で足りるんだろうか?

そういえば、ブナさんも何かプレゼントすると言ってたけど、何をプレゼントするんだろう?

伝を頼りに聞き出したら、雑誌をプレゼントするんだって。

僕は、夜叉節さんに結婚情報誌をプレゼントしようかな?

利之の誕生日当日、夜叉節さんとブナさん、そして豊臣くん、足利くんの五人と喜多見さん姉弟で利之の家に向かった。

「利之 (前田君)、お誕生日おめでとう」

利之が、戸をあけて家の中に入れてくれた。

まずは、皆でケーキを食べました。そして、プレゼントを渡しました。僕のは、冷蔵庫に仕舞われました。

皆で、パーティを終わらせた後、夜叉節さんだけが残り、泊まるって言ってました。

僕達は、男女別に別れて帰りました。

その道で、僕と豊臣くんは、夜叉節さんに渡すプレゼントの相談をしている。

「僕は結婚情報誌をプレゼントしようかな?」

「それも面白そうだが、ワイは服をプレゼントする方が良いと思う」

僕は、利之と夜叉節さんが結婚するとにらんでいるので、少しでもいい式を挙げて欲しいだけなんだけどね。

「豊臣くん、服は利之があげるとおもうよ?」

「それもそうだな、下着でもあげるか」

「それも、利之の役割だってば!!」

「では、何をプレゼントするんだ?」

「本か雑貨でいいんじゃない?」

僕は、常識的な選択をしていると思うけど、女子の気持ちはわかんないんです。不安だらけです。


翌日、利之と夜叉節さんに贈るプレゼントの話をしている。

「一丸は何をプレゼントするんだ?」

「ゼク○ィが良いかと」

「それは……式が早まるから勘弁な」

「じゃあ、ス○○ル」

「まあ、それなら。俺は下着だ。欲しいって言ってたやつ」

僕と利之のプレゼントは決まった。


二日後、夜叉節さんの家に僕達(僕、利之、足利くん、豊臣くん)とクラスの女子生徒が呼ばれた。

僕達がドアを叩くと夜叉節さんの声が聞え、ドアが開いた。

「おまたせ、入って」

「お邪魔します」

女子が奥に、僕達は手前に座りパーティが始まった。まずは、一発芸大会が行われ、ケーキの蝋燭を消す儀式。そして、プレゼントを贈ることになったんだ。

僕は、情報誌をプレゼントした。利之は下着だった。(サイズはわからない。上下一式)豊臣くんは、足利君と一緒に写真集をプレゼントした。(動物?)

プレゼントした後、僕達は帰りました。女子も一緒に帰りました。ただ、利之は夜叉節さんと一晩一緒にいるようです。お幸せにね。僕は、利之と夜叉節さんの幸せを願っています。変ではないでしょう?当たり前です。

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