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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
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梅雨の兆し

僕は利之と夜叉節さんと一緒に国会に出ている。国会も終りに近づいていて、重要な課題もないので、延長しないって聴いたんです。今は、天然発言を行っても波乱が起こるってことはないよね。

国会を後にして、健康保険の会議に出ている。

僕の出た動植物の健康保険創設の会議は今日の会議で終りになった。そして、内容もいいものが出来上がった。さっそく、1ヶ月後から運用を始めるんだ。

僕は、会議の終った後に、学校行事の連絡を受けた。体育祭で、僕は去年に引き続き、ダンス(初端っから)に出ることになった。しかも、僕と義春以外は幼稚園児ってことまで一緒です。まあ、去年は僕以外だったんですけどね。

今年は綱引きや100メートルにも出たいんです。

ショタ幹事長としての僕は、政治力に欠けているけど、政治力を試す意味で抗議でもしてみようかな。


今、生徒会室の前に居ます。そして、僕を走る競技に出して貰えるようにお願いするんです。

「もしもし、代表?お話があります」

「何かしら?」

不機嫌そうにかえってきた。

「僕の出る競技に、ハードルとか走るものを加えて下さい」

マジでお願いします。

「それは出来ない相談よ」

「何故ですか?」

「私も望んだけど、先生が首を縦に振らなかったのよ」

えっ?先生が……何か理由があるのかな?


職員室の中で、先生に

「僕も走る競技に出して下さい」

「しかしな……あまり目立つと危険だからな……」

理由は簡単だった。成る程ね。

「わかりました。我が儘はもう言いません」

理由も解ったので、職員室から出て、クラスに戻り、クラスメートと雑談をして過ごす。

「ねぇ、僕は補正予算組まなくてもいいって思ったんだけど」

「どうしたの、ショタ幹?」

はぁ~、こんな扱いですか。

「ショタ幹は止めてよ!景気が良くなって来ているから、補正をしないでもいいかなって思っただけです」

相手は女子です。

「あら、そうなの?私のお家の前の道路を直して欲しかったのに」

何故、急に?

「区か都に言ったら?」

全く、国政とは関係ないでしょうに。(顔に出したらまずい)

「都や区に取り合ってもらえなかったわよ?」

で、国政政党の幹事長の僕に頼ろうと?

「そういうことは、議員に言ったら?僕の権力はそんなに強くないから。」

「解ったわ、ショタ幹。ありがとう」

「ショタ幹って言わないでもらえます?」

容姿がコンプレックスなんだからね・・・・

「ショタ幹はショタ幹よ」

ショタ幹は変えないらしい……

その後、僕は幹事長仲間の利之と夜叉節さんと国会の与党幹事長の控室に行って、陳情を受けたんだ。

陳情の中には、道路を直して欲しいってクラスメートの女の子のものもあり、僕の名前を出さずに総理の名前で受理ということにしておいた。

陳情を捌く仕事も終わり、議員宿舎に帰って、姉さんと国会が終った後に何処かに連れて行ってくれるみたいことを言われたから、僕は東北に行ってみたいって言ったら、考えておくって言われました。僕は東北に行くのを楽しみにしてます。

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