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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
81/240

大学授業料無償化

夜叉節さん視点

私は大学授業料無償化の審議に参加してます。当然委員会審議です。利之と一丸ちゃんは、不参加です。委員会は文部科学です。

委員会、私の席は文部科学大臣の席です。大臣は参議院に出るので精一杯だそうだ。私は、与党のエース的な存在になっているみたい。

審議がはじまった。最後まで授業を受けて来たから正直眠いわ。私の趣旨説明するんです。

「私がこの法案を提出したのは、大学(院を含む)に所得を理由として行けないということを無くしたいということが一点、奨学金は将来還す必要があるが、就職先に恵まれなくて、還したくても還せないということがあり結果として制度が行き詰まる可能性があるので、それを危惧しているのが一点です」

私の説明が終わると野党の質問が始まった。

資本「そんなことをしてなんになるんだ?」

私「この時代は不安定です。就職しても、何時何時辞めさせられるかしれないので、還したくても還せないものに頼れないから、国のお金で不安を取り除きたいんです」

私は本音で返した。

資本「君が大学に行きたいからでは?」

凄く失礼な人ね!切れていいわね!

私「私の進路なんて貴方に関係ないわ!!私は欲望の為に政治家やっている訳ないじゃない。まだ考えてもいないんだから」

さらに、

「結婚したい人はいるわ。利之よ。私、婚約したの」

まずいこと言っちゃった?

資本「国民党の幹事長と出来ていると取ってもいいか?」

私「審議とは関係ないじゃない!!」

下世話なことを言う人ね!それなら

「この委員の退席を御願いします」

その人は退席した。

公暗「彼氏のことで熱くなるのは分かるが、やり過ぎではないか?退席などと」

この人駄目ね!?この人もプライバシーを分かっていないわ。

私「人のプライバシーをここでばらさないで下さい。下世話な党ですね!」

審議拒否したっていいのよ?私のプライバシーを暴くなら。

公暗「失礼した。彼氏や自分の為ではないんだな?」

私「そうよ」

次は共産ね。

共産「大学授業料無償化になった場合、私立大学にも無償化をするのか?」

私「はい、高校授業料無償化と同じようにします。ただ、700万円以下の年収の家庭に限りですが」

高校授業料無償化と年収の基準値が違いますが。

次は与党ね。

社会「無償化の方針を決めたのはいつ?」

私「(分かっている癖に)今月の頭です」

社会「では、高校授業料無償化法成立から一年の感想を」

私「大変有り難いことと存じます」

社会「ありがとうございました」

国民「教育の国家予算に占める割合はどの程度が適当であると考えているか?」

これはまた、難しい質問よね。下手なことを言うのは危険なことだわ!?

私「数値では、今の倍程度がよろしいのではないでしょうか」

国民「承知した」

総理の党を残すのみね。

自生(自由生命党)「与党の幹事長と政調会長は、貴女を含め高校生、大学生が務めているが、貴女らの生活に変化は?」

私「特に無いわ」

自生「では、貴女以外の幹事長はどうか?」

私「変わりないと思うわ。大臣の中にも大学生と高校生がいますが?」

防衛大臣&農林水産大臣「私(俺)達もあまり変化は無い(わ)」

自生「これで終わります」

その後、採決して可決、本会議でも可決して、参議院では次の日に委員会・本会議可決して、この法案は成立した。

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