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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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冬のテスト2

昨日は、足利君と勉強をしたと思われるブナさんが、また、昼休みに話しかけてきた。

「昨日は、楽しい思い出を作らせてくれてありがとう」

????僕は、何も分からないまま、頭を傾けた。

そうしていると、ブナさんは恥じらいながら、足利君と付き合うことになったって言った。僕は良かったね、って応えたんだけど、ブナさんは不機嫌そうに

「あんたと付き合いたかった」って言った。

えっ、でも僕と付き合うことになったら、大変だよ。利之と夜叉節さんから尋問されるよ!?

「政治活動に専念したいから、ご免なさい」

僕は初めて告白された。それを振った瞬間です。

僕はこんなに幼い顔をしているし(あんまり認めたくないけど)、付き合うと女の人が、強制猥褻で捕まっちゃうよ?

僕は昼ご飯を食べたら、国会に行った。


そして、一週間が、過ぎた頃に小論文の結果が返ってきた。僕の結果は、上々でした。

まだまだ、模試が続いているんだけど、結果に左右されずに頑張らなくちゃね。

僕は保健体育以外の教科について誰にも負けない自信を持っているんです。だからと言って、結果を重視している訳ではなく、間違っていたら、原因を考えます。その間違えがどのような過程で起きたかが重要なので。

利之や夜叉節さんも頑張っているらしく、僕の自己採点とあまり変わらないんだって言ってた。僕達、与党の幹事長が似たような成績であることって、いいことだよね。なんだか嬉しくなってきた。

話は変わるんだけど、野党の幹部で未成年はいないんだ。まあ、日本たちあがれの党首ぐらいかな?あの人は、僕、苦手というか、嫌いです。あの人には勉強でも政治活動でも負けたくない。僕は、幸いなことに保健体育以外の教科では負けていない。そう、彼女はエロに関してとてつもなく強いから、中学の時に、乗せられて保健体育で勝負したことがあったんだけど、ぼろ負けして、罰として、幼い服を着せられていた。(幼稚園カバンのオマケ付き)そして、その日は一日中泣いていたんだよね。

過去に酷いイジメてきた人を嫌いになるのは当たり前です。また、見返してやろうと思っていました。今、幸せです。利之や夜叉節さん等いい友達ができたこと、勉強をしても、嫌がらせしてこないこと、優しい先生に囲まれていること等理由はたくさんあります。

今、勉強をする幸せ、つまり、テスト結果がでて、上位にいる時の嬉しさって言葉に出来ない程のものだし、権力者としての義務感を果たせた安堵等を感じるんだ。

5教科で、後三週間続くんだよね。毎日、テストがあるこの状況は変わらないんだけど、今、やっと慣れてきたんです。国会審議との両立させることに。

そして、国会審議と並行して、模試を受けている最中に……ドサッ……僕は倒れてしまった。原因はインフルエンザだった!?体が弱いことを忘れていた。

気がつくと、どこかの病室にいた。しかも、ベッドの中で寝ていた。

「一丸ちゃん、気がついた?」

「夜叉節さん?」

「昨日の予算委員会からおかしいと思っていたのよ」

「利之は?」

「国会よ、君を見ていろって言われたわ」

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