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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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冬のテスト

2月になって、○大模試があった。

後、進●、川合、代木ゼミの模試が2月中にあり、小論文模試等があるんだ。だからといって、国会も疎かにしない様にしろとも、言われている。

この模試の多さ故、一日一教科にしていただいた。そして、唯一の救いは、保健体育がないってことにつきる。保健体育があると、その日は気が重いからね。

模試が始まった。最初は、小論文です。

政治に関することではなく……遊びに関することが問題が出された。自身が関わっていることを書くよりも簡単です。自分の秘密を書かなくてもいいからね。

どんな問題が出されたかっていうと、双六に於けるサイコロの果たす役割を1000字以内でのべよ、っていう問題だったんだ。

模試は、昼休み前の時間に行われ、模試を終えて昼ご飯を食べて国会に出るというパターンになった。行革特別委員会に僕の作った法案が出された。

゛公安警察と労働基準監督暑の一体化に関する法律案゛

僕は予算委員会に出ているのですが、行革特別委員会には、厚生労働大臣が出ている。


五教科の模試が、今日から始まる。(小論文模試の次の日)

今日は、国語です。自分の一番の得意科目で、加点をしなきゃと言われたことも2、3度では済まないくらいに。今日のは簡単です。現代文は10分、古文も10分、漢文も10分で終わらせました。後の20分は見直しに使った。

昼休みに、ご飯を食べていると、クラス女子のブナ良子さんが話しかけてきた。

「虹君、今日も楽勝?」

「手応えは良かったけど、満点は無理です」

「なんか弱気ね?」

普通にしているのに……

「ブナさん、僕、副大臣だけど、なんか頼みたいことある?」

「何でもいい?」

ニヤリって笑ったのが見えた。何を考えているのかな?

「抱き枕にしていい?」

だ、駄目だよ。僕は、混乱してしまった。

「冗談よ♪」

ほっ。危ない人かと思っちゃった。

「まあ、勉強を一緒にするだけでいいわ」

良かった、そんなことなら何時でも、お安いご用です。

次の日は数学、その次は英語、また、その次の日は理科系科目、そして、土曜日は社会系科目が行った。次の週は月曜が国語、金曜日が社会系科目という風になっていた。

お昼に約束をしていたブナさんとの勉強を国会が終わった時に、議員宿舎の豊臣君の部屋でやっている。豊臣君を監視役にしていることは、ブナさんには内緒です。

「ブナさん、その解法は違うよ。」

「良子、虹のいう通りだ」

仲良いな♪僕がいない方がいいかな?と、腰を揚げた時……手を掴まれた。

「どこ行こうとしとんねん?」

「明日も早いから寝ようと」

「ボクと豊臣君を二人にして、約束を破るのかな?」

え~と、ブナさん?目が怖いんですけど。

「それに、ワイも亀井に振られたらどないすんねん!」

勉強なんだから、そんなに気にしないでもいいと思うよ、豊臣君。目が怖いんですけど……

「大丈夫じゃないかな?」

「虹君、ボクはもう帰るね」

「はい、お疲れさまです」

一人で帰って行った。

「じゃ、僕も。隣の部屋に帰るね。亀井さんには内緒にしとくね」


次の日、僕はお昼休みにブナさんに話しかけられた。

「昨日は、教えてくれてありがとう。今日も教えて?」

「ご免なさい、今日はだめです。足利君を紹介するから、彼に教えてもらって」

そう言って、足利君の電話番号を教えた。

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