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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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休日

今日は日曜日で、国会も、学校もないので、何処かに遊びに行こうと思ったんだけど、姉さんはゆっくりとしていなさいって言ってきた。僕はそれを受け入れて、お布団の中で漫画(単行本)を読んでいます。

えっ、どんな内容かって?動物物だよ?しかもコメディだよ。どたばたが面白いんだから。僕の両隣には、犬と猫のヌイグルミが寝ている。僕がお気に入りの二匹です。

お気に入りの二匹はどうでもいいんだけど、この二匹の存在がバレると僕の外見年齢が肯定されてしまうから気を付けなきゃね。

「一丸ちゃん、ご飯よ」

今は、昼です。朝はちゃんと食べたんだ。

「今、行きます」

「今日、姉さんはデパートに行くけど、付いてくる?」

何を買うんだろう?

「うん」

「一丸ちゃんのスーツ買わなきゃね」

僕が今まで国会で着ていた服は学生服だったんです。但し、ブレザーでしたが。

その後、○田急百貨店で僕のスーツと下着類(姉さんの分を含む)を買った。勿論、姉さんの下着を買ってる間、僕は本屋で待っていたんです。

その本屋で、小説を読んでいるところで後から肩に手が現れた。勿論、姉さんの手なんだけど。姉さんと手を繋いで、デパートを後にした。

その後、姉さんから……

「今日は、何が食べたい?」

僕は……

「お寿司が食べたい」

正直に応えた。

「でも、あまり果物やプリンばかり取らないでよ?」

考えていることがだだもれです。

「な、何言っているの、姉さん。ちゃんと普通のお寿司を食べるに決まっているよ」

「それならいいわよ」

今までの会話で分かったと思うけど、外食するんだ。

有名な、回転寿司屋で食べたんだけど、プリンを一皿だけ食べたんだ。

そして、家に帰って下着を出して整理をしていると、僕のは幼児用ばかりだったんだ。何時もなんだけどね!?姉さんって、時々、僕のことを赤ちゃんの様に見てる気がしてならない。ヌイグルミと一緒に寝るのはいいんだけど、時々、僕をおんぶしてくることがあるんです。恥ずかしいからやめてって言うけど、聞いてくれないことがあるんです。

下着の整理を終えると、姉さんはビデオを再生させた。そのビデオは、某放送局の討論番組で、与党と野党の論客の討論する姿が写っている。

新年度の予算案の不備や政策論での言い合いに見えたのは、錯覚ではないでしょう。

そのビデオを見て勉強になることが多く、夢中になっている。それは12時まで続けた。そして、眠気に襲われて、布団に入った。

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