2学期末テスト
僕達は今日から、二学期の期末テストになった。1週間前から午前のみで終わっているから、今日は体調が良いんだ。
国語や数学、英語、理科、社会の科目は完璧なんだ。問題は保健体育です。何故か一番最後なんだよね。
保健体育の時間。
カリカリ・・・・鉛筆の音が響く教室、うわ……最初から身体のことか?まあ、スポーツを先に答を書こう。再び、最初の問題等の保健の問題が残っているけど、どう考えても解らない。こんな時は・・・解答用紙と問題用紙を裏にして、携帯電話を取り出して、ゲームサイトをするに限る。常時、マナーモードにしているから、音でわからないし、解答が終われば何してもいいんだ。まさか、投げ出して遊んでいるなんてばれないしね。僕のやっているゲームはgr●×のRPGカードのやつだよ。洞窟ばっかりだね。あっ、いいカード(レア)ゲット。あと、10分。あっ、ボス戦に突入した。勝つんだ!!頑張れ!!よしー。勝った。同時にテストが終わった。
テストが終わって、僕達は、ゲームセンターに行った。幹事長だけど普通の高校生だよ。遊びたい年頃の少年・少女なんだよ、素顔は。政調会長も一人いるけどね。
豊臣君、と足利君、喜多見さんは今回は外しました。
「なあ、一丸。テストの自信はあるか?」
「うん(保健体育が危ないけど……)」
「そういえば、一丸ちゃん。ウチ見たんだけど、保健体育の時間にゲームしてなかった?」
す、鋭い。僕の声が上擦る様に出てきた。
「み、見間違えじゃないかな……」
「変ね、スポーツ以外は白紙だったような気がしたんだけど」
はははと、苦笑いしか出来ない。本当に鋭いな。
「ところで、利之達はどうなの?」
「俺は完璧だぜ。多分(全科目)」
「私も80点は堅いわ(全科目)」
「ウチは80点は確実よ(全科目)」
僕は保健体育さえ無ければ優等生だし、楽なのに……
そして、ゲームセンターについた。
「ねぇ、2、2に分かれて遊ばない?」
「いいわよ。どう分けるのよ?」僕は性別で分けたいんだけどね。
「夜叉節さんと亀井さん。僕と利之でどうかな?」男同士、女同士で遊んだ方がいいんだけどな。
「あら、私から利之を奪うつもり?」
違うよ。デートじゃないんだもん。
「秀子はいつも一緒にいるだろうが!!男同士の友情を深めさせてくれ」
ありがとう、利之。恩にきる。
夜叉節さんの嫉妬心の強さを知ってしまった。僕にあれほどの嫉妬心はないので、正直怖いんだ。
僕達は、レースゲームやエアーホッケーをして過ごしました。女性陣はプリクラとクレーンゲームをして過ごした。
僕が利之とのレースに負けたり、ホッケーで勝ったこと等を楽しく話したんだ。
一方、女性陣はプリクラの撮れ具合とクレーンで取れた景品と掛かったお金のことを話した。そして、景品があまりに多かったので、僕達に好きなものを持っていっていいって言ってたから、僕は小さい犬のぬいぐるみをもらい、利之は車のキーホルダーを貰った。
その日は、それで解散をして、それぞれ家に帰った。




