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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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誕生日(一丸)

僕は今日、16歳になる。引っ越しは大部分終わっていて、この部屋には紙製のお皿しかない。このあと、誕生日パーティーをして、僕と姉さんは議員宿舎で今晩から暮らすんだ。あっ、誰か来た。あれ!?宅配便だ。中津兄妹、よしちゃんからのプレゼントだった。嬉しい。


しばらくして、夜叉節さん、利之、豊臣君、亀井さん、足利君が来た。

「皆様、ありがとうございます。あがってください」

「「「お邪魔します」」」

このメンバーと姉さんで誕生日パーティーが始まったんだけど、ケーキは夜叉節さんの手作りで、蝋燭の火を僕の息で消して、ケーキの切り分けがあったんだ。ケーキはおいしかったよ。莓はのってなかったけど、栗の実がのっていて、味は一流洋菓子店のそれだった。

ケーキを食べ終わってプレゼントをもらおうとした直後、姉さんが全てを受け取っていた。

「議員宿舎についてから開けましょうね」

僕の教科書類、ノート、鞄、学生服は姉さんの車の中にあるんだ。姉さんはプレゼントを車に置きに行った。

「ねぇ、一丸ちゃん議員宿舎に引っ越すの?」

あっ、夜叉節さんにもばれちゃった。

「あはは、みんな遊びに来てね」

パーティーが終わって、議員宿舎に移動することになり姉さんの車に乗った。

「議員宿舎に着いたら、今日はすぐに寝なさい」

今の時刻は午後8時。まだ早いって聞こえる気がするが、姉さんは、国会出席の日以外は午後9時に寝なさいって言うお堅い人。外見がもう少し年に見えたら、まだ遅くまで起きていてもいいって言ってくれるかもしれないけどね。

議員宿舎に着いた。僕達の部屋は、4階の角です。ん?隣部屋は、総理の部屋。僕も姉さんも豊臣チルドレン?(民主党の小沢チルドレンじゃないよ。似たようなものだけど)

部屋に入ってすぐに寝ちゃった。横に置いてある姉さんのプレゼントと総理からの辞令(総務副大臣に任命すると書いてある)に気が付くこともなく。ただ、今までより学校に近くなったことが素直に嬉しい。

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