実力テスト
僕は、今、●文社の全国統一テストをうけています。問題を見てびっくりした。何これ?明らかに専攻していないと答えられないものばかりです。まあ、僕達男子の一部には比較的むずかしくはないかな?女子にはきついかな?途中で先生が気付き、普通のテストになった為、女子の方の目が輝きを取り戻しているように見えた。
テストが終わって、終礼の時に女子が……
「「「ピーマン、テスト問題を間違えたのは許せないわ。死んで償って」」」
怒っているけど、先生大丈夫かな?先生も……
「終わったことをいつまでも根に持つんじゃない!!さっき謝っただろうが!!」
まあ、今回は先生のミスだったので、女子の補習はしないらしい。僕を可愛いって言ったら補習をして欲しいんだけどね。
ふと思ったんだけど、今回のテスト結果っていつ出るんだろう?早めに知りたいよね。僕はまだ副大臣の担当も判らないから不安で胸が張り裂けそうです。
そう思った僕だけど、今回の副大臣は華がありすぎると、それはそれで大変だと感じる。だから、地味な担当だといいなって思う自分自身がいる。
副大臣と政務官は昔は政務次官という名前だったんだ。政治主導の為、役職が増えたらしいって言ってた。
数日後、テスト結果を見ると、僕は全国で100位以内に入っていた。なお、間違えて受けることになってしまったテストは学年でトップ、全体で10位…… どんだけなんだよ!?
先生も受けていたみたいで、トップだったんだって。流石、先生です。
利之は学年2位、亀井さんは学年3位です。
僕は家に帰って、姉にテスト結果を報告した。
「頑張ったわね。おめでとう。流石、私の弟ね」
「ありがとう、姉さん。次も頑張るね」
お互いに笑顔で笑い合った。
「あっ、そうそう。今月末でこの部屋の契約切れるから、議員宿舎に引っ越ししますよ?」
「えっ!?」
驚いて、頭が停止してしまった。
「アパートを出て、議員宿舎に行くの?」
我にかえり、意図を聞いてみることにした。
「次は、今の選挙区から出ないって意味よ?石川一区の公認を今すぐ頂戴、一丸ちゃん」
はぁ、そういうことか。疑問解消したから、OKしとこう。
「わかったよ、姉さん」
カリカリ、鉛筆を走らせて、公認ノートに書いた。
゛石川一区 虹 純美子"
そして、引っ越しの準備に取り掛かった。
そして、次の日から引っ越し作業が始まった。




