国民党の就任
利之視点
俺は、(分裂騒動の次の日の)放課後官邸に呼び出しを受けた。
そして、郵政改革担当副大臣に就任した。代表と同じ担当だな~。まあ、代表は動植物共同参画も担当しているけどね。俺は法律の成立後の雑務の為に必要だったらしいし、通常国会では答弁を任される。
今日の仕事は終わって、明日から副大臣としての仕事が本格的に始まる。今、幹事長以外の仕事がないのは一丸だけだが、あいつは俺達の遊んでいた時に、国会答弁をやっていたんだし、これでおあいこだ。
しっかし、あいつだけだな、幼く見える幹事長は。俺は20歳過ぎに見られるし、秀子は20歳に見られるしな。あいつは下手すると俺と秀子の息子だと思われていることが多い、特に最近は50%の割合でな。 政調会長にも、幼く見えるのはいない。亀井にしても、19歳に見られる。自生は20歳、社会は25歳に見える。
3役の未成年の内、幼く見えるのは一丸だけだ。あいつは亀井(国民党政調会長)と歩いてでも、親子扱いだと亀井が嘆いていた。
その亀井も、次の日官邸に呼ばれた。防衛大臣起用に向けた意志確認をされたとの事。防衛大臣は、来年度受験生だから、更迭という(表面上)形を取って、亀井を任命したいんだって。でも、その場合の政調会長は誰になる?決まっている?まさか、更迭しておいて、政調会長就任なんて事はないだろうが。すると、伊達 晴久(15)国民党 ドラフト3位 が有力だな。奴は顔さえ見たことないんだが、確か、N大学付属桜丘高校に通っているらしい。かくし球はないだろうが、南部 菜緒(30)国民党 参議院議員はないだろうね。いきなり歳が上がるし。




