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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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ある市

義文目線、東京ではない

かずちゃんが東京に行ってからどのくらいたっただろうか?今、僕は市長選挙の応援をしている。市長選挙には与党候補と野党候補(現職)がいて、僕は与党候補の応援なんだ。本当は政治に関する活動をしてはいけないんだけど、カノンが御願いして、特別に市長選挙だけ許可してくれた。カノン?隣にいるよ。カノンは暢気なもので、選挙が終わると2人きりになれるって思っている。

「ねぇ、カノン?」釘を打っておこう。

「僕達、選挙終わっても市長の秘書をやることになっているんだから、2人きりになっている時間ないよ」

「わかったわよ(チッ)」

(市長)秘書の仕事は中央政界の実力者との打合せが主だけど、カノンには黙っておこう。まあ、幼馴染みに実力者がいるしね。保育所時代のね。

「僕は市長候補の○○●●×の秘書の三富義文というげんけど、僕には与党の実力者が幼馴染みでおるし、隣にいるカノンも知っとるし、是非僕達の候補を市長にならせてくれんけ?」

「私からも御願いよ」

まあ、与党の実力者とのパイプをアピールすることは基本的な戦略だね。それと、カノンと二人っきりになりたいんだけど、精々移動中しか考えられないだろうね、そんな機会は。僕はそれでも十分なんだけどね。でも、カノンはずっと一緒にいたいみたいなことを言ってるが……そうこうして、選挙が終わり、僕達が応援してた候補がみごと市長になってしまった。

「ねぇ、義文。お偉いさんて、私の知っとる人なん?」

「ああ」

かずちゃんだよ!?知らない訳無いじゃんか!第一、僕が永田高校に行ってた理由思い出してよ。

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