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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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夏休み

夏休みに入りました!!

足利サイド

経産官僚の汚職が明らかになった。某遊園地の建設に関しての収賄だったんだ。結婚式場を備えた遊園地の建設に関して多額の金銭を貰っていたようだ。羨ましい……じゃなかった、いけないんだよね。俺も誘惑に負けてしまいそうだな。(貰ってみたかった)どんだけ権限を持っていたんだ!?

あっ、俺は足利尚光、一丸のクラスメートだ。あいつが故郷に帰って以来暇だ。まぁ、2学期にこっちに来るとは言っているんだが……テレビを見ていると冒頭のニュースだ!?しかし、いくら総選挙前のこととは言え、ダメージは大きいだろうな!まあ、大臣は謝るだけで済まないんだろうし、下手すると更迭にもなりかねないよね!?取り敢えず、一丸にメールする。

『汚職の対処は大丈夫ですか?』

返信

『はぃ⁉何の話?総理からは何も聞いてないよ!?』

やはり、知らなかったか!こんなんで大丈夫かよ!!

『あっ、汚職のことなら関係ないってさ』←一丸。能天気なメールだ……本当にちょっぴり抜けているんだが、嫌いになれない奴だ(苦笑)

マニフェストの政策にしたって、民主党の政策と国民新党の政策まんまだったな(通常国会)←メタ発言

さて、自分は'おれたち'の当選者を増やすために勉強を……終わっているんだった。この間の期末で平均80しか取ってなかった。

足利サイドアウト

一丸サイド

臨時国会も終わった次の日、僕は新幹線と特急を乗り継ぎ故郷に帰って来た。勿論よしちゃんと一緒に。

《汚職なんて気にしないでね、政権交代前のことだからby代表》

テレビで言ってたな~。大変な事件らしいけどさ。

《汚職の対処は大丈夫ですか?》

足利からのメールが、取り敢えず、返信

《はぃ⁉何の話?総理からは何も聞いてないよ!?》

あっ、違った。訂正メール送っておこう。

《あっ、汚職のことなら関係ないってさ》これで良しっと。

それから1時間後……僕達は●○浜海水浴場に来ている。勿論、よしちゃん達保育所の時の友達と一緒にね。

中津 カノンさん この子は唯1人の女の子

中津 静樹君は双子の兄

計4人でね。因みによしちゃんとカノンさんは付き合っている。

「静君、疲れた」

「知ってるよ。かずちゃんの仕事はテレビで視てた」

「よしちゃんを連れて行ってて、ゴメンって、中津さんに言っておいて」

恋人を連れて行ってしまったことを謝りたかったから。

「でも、カノンも許していると思うよ?」

「へっ?」

なぜだろう!?

「君の後に義文が映ってたのを視ててさ、カノンが幼馴染みの秘書を自分の彼氏がやっていたから、誇りに思う、と言い出してたからな」

なら、納得。そして、中津さんが義文を誇りにしていたことがうれしい。

「ねぇ、中津さん。僕の為によしちゃんを貸してくれてありがとう」

「別に、貴方の為に義文を貸してあげた訳じゃなかったわ」

へっ?僕の為じゃなかった!?じゃあ、何のため!?

「貴方1人じゃ力不足と言われたのよ。義文に」

えっ!?よしちゃんが……

「それに、貴方の顔はあの時と変わらないから心配だったし」

あっ、ショタコンの人に襲われそうになったことは黙っておこう。

その後、僕達4人は、海に入って遊び、帰りにJR旧尾線に乗った。そして、僕の実家に帰った。使用人もとい支部のメンバーにご飯を食べさせられ、寝かされた。


次の日、姉さんが来た。東京の仕事を終わらせたってことでね。

「お帰りなさいませ」

「只今、一丸ちゃん」

僕は今日も、中津兄妹の家に遊びに行きます。

中津の家で……僕達はゲームをしている。矢鱈と強い静君静君の隣で中津さんとよしちゃんが話をしている。何の話をしているんだろう?まぁ、いいか~

静君に話かけた。

「ねぇ、僕、何時まで幹事長としてやっていけるかな?」

「何を考えているんだ!?任期は出来るだろ?あんまり思い詰めないなら心配ないぞ」

そうだよね、考え過ぎたんだね~

「ありがとう、静君」

「いやいや、どういたしまして」

お陰で荷が軽くなった。


数日後、僕は姉と墓参りに行っている。なぜか、よしちゃんも一緒に来た!

「ねぇ、何でよしちゃんが?」

「行きたいって言ってたからね」

「そうそう、気にしないでね、かずちゃん」

墓でキリコをあげてかえった。

墓参りをした次の日、紅葉台校下の盆踊り大会が行われ、その場に来ている。いやぁ久しぶりに(1年)参加するといいもんだね。踊りは、昔ながらの曲ですが、型が変わって来てます。あっ、新曲だ!?曲名は紅葉音頭。

'も~みじの親を敬いつつ~(以下略)'

あっ~、懐かしいテンポの曲ですね。暫くおどって、よしちゃんと中津兄妹に会った。

「君達も踊りに参加していたんだね」

「「「地元の人間だぞ」」」

あっ、忘れてた~。

「ちょっぴり抜けてるね、虹君。でもそこが可愛いんだけどね」

可愛いなんて……そう言えば、カッコいいって言われたこと一度もないかも知れない。

「あのさ、中津さん、僕カッコいいって言われたことはないんだけど、どうしたらカッコいいって言われるの?」

聞きたいことです。僕だって男だよ。一回くらいはカッコいいって言われたい。

「無理ね。」

言われてしまった。僕が幼いって言われたようですし、傷がつくんだけどね。権力を持っていることとは別なのか!

「因みに男の子としてだけど」

う~ん、駄目おしですか!?一体、何歳に見えているんだろう?怖いから聞かないでおこう。

そして、姉さんが合流。

「今晩は」

「あっ、姉さん」

「「「あ、一丸のお姉さん。今晩は」」」

「お姉さん、一丸は小さい頃と顔が変わってませんね、イケメンではないわね」

いきなり何を言っているんだ、中津さん!!

「そうね。ぜんぜんね」

姉さんまで、まっ当然の反応だけどね……

姉さんの奢りで、お酒を飲もうって思ったんだけど、周りに止められた。でも、焼き鳥だけは食べさせてくれた。美味しかった。お酒は小さい子には駄目だってさ。でも、よしちゃん飲んでない?よく見ると、中津兄妹まで飲んでる!?僕だけ駄目なの!?姉さんは当然の様に飲んでる~

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