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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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7月第一週

僕は臨時国会に向けての判断科目、生態学と生物分類学の勉強だけは満点を取らなきゃいろんな人に迷惑がかかるんだ。その他の一般科目は満点に近い点数取れるんだ。保健体育が、唯ー苦手科目だし、勉強をする気もない。僕の強味は満点に近い点数を取れることだろうね…弱味は保健体育の様にエロが絡むと0点に近い点数になっているところ。まあ、得手不得手はあるけどね。ということで、毎日クラスに残り、自主勉強会をする事を続ける。そんなある日…

「ねぇ、順行遷移に沿った種の選び方をするんだね!!なら、杉から導入するAの選択肢は×だね」

「ああ、そうだな!一丸分かっているなら、いちいち確認しないでいいぞ」

「うん、後BとCで悩んでいるんだ。Bはススキから、Cはヤマハンノキから導入するんだって」

「なんだ!?木から導入するならCだよ?」

「そう、じゃあこれはCだね」なんて具合に確認して、勉強をするんだ。みんなの足手纏いに成りたくないしね…う~ん、大学レベルの問題なだけあって難しい。

ぼやきはこれだけにして、遷移の復習と分類学の復習をしているんだってことを言っておくね。

分類学の問題で、キャメリア・ジャポニア(ラテン語)はなんという種かという問があるんだけど、簡単だよね。ツバキだよ。まぁ、亜種レベルになるとお手上げだけど…

一般科目は簡単だそうだけど、復習をしなきゃ、ケアレスミスがあると困るよ~なんていったって、僕達のクラス、一般科目は学年の中で進んでいるんだ。それは理解力が大きい生徒が多く、先生方は調子に乗って進めちゃっているんだ。臨時国会が近くて、その判断科目の授業を増やそうとしてるくらいですから、一般科目の進み具合が分かるでしょう。出来るクラスだからね(照)。

後、保健体育の小テストは毎回0点、野球のルールが1題あった時は1、2点取れるかどうかだったりする。内緒だからね…夜叉節さんには。



勉強会を終えて、家に帰った。




あれから、3日後…今日は1日だよ、テストまで1週間しかない。今日から、午前中は一般科目と判断科目のみ、午後は体育のみという構成に変わるんだ。さらに、僕の判断科目の成績が良ければ、期末テストが終わったら、保健体育の授業を午後にするつもりらしい。そして、夏休みまでは衆議院は午後審議の予定だって。そうじゃない場合はいつも通りの授業編成に戻り、夏休みの初日に臨時国会を開くつもりらしい。そこまでが聞いている話です。

僕は午後に、党大会と称した勉強会にいるんだ。保健体育って自由参加にしてもらえたから。よしちゃんと一緒にね。

足利は保健体育の授業を聞いているんだって。さらに、党の拡大を保健体育に賭けているんだって。僕に言わせれば保健体育って捨て科目だって思うよ!!そんな事をする時間がもったいない!!そんな時は、ひたすらに一般科目をやったり、判断科目の成績を上げる方がいいに決まっているんだ!

臨時国会を控えてるから、保健体育って無用ですね。やることが多過ぎて…

第一、副大臣と兼務することが決まっているんだ!副大臣をする為に心の準備も必要があるしね…

「ねぇ、よしちゃん。」

僕はよしちゃんに話かけた…相談したいことがあるから

「何?かずちゃん」

「副大臣って何をするのかな?」

「国会で答弁することだから」

「国会議員じゃない場合は、政府の一員として発言する必要があるんだね!?」

「さすが、かずちゃん。ご名答」

一介の高校生が、幹事長ってだけでは発言させてもらえないらしい。

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