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高校生幹事長   作者: 源綱雪
3年生
215/240

新年

あけましておめでとうございます。僕は、今年、大学を受けます。

センターを15日以内に受けることになっています。出願は既に済ませました。参議院に立候補を予定している人も出願はしているみたいです。

僕は御節を食べ、我が神社としらやまさんに初詣をしてました。


参拝名簿に、紅葉台に住まいする虹 すみこ及び家内一同(一万は包んだと思います。手続きは政党支部の方がしてました)を見つけました。姉さんの名前になっているんですね。

僕は、おみくじを引かないことにしています。ただ・・・支部の人が引いて来て開けて中吉でした。

神社を離れて家に帰りました。寝正月となっています。雪かきはしないでいいくらいに消雪装置が働いています。

何より有り難いコタで蜜柑を頬張りながらのテレビ(Eテレ)。癒されます。

サイドアウト


姉サイド

私は、御正月は休暇を取った。明治神宮に参拝して、議員宿舎に帰ってきた。そうか、一丸ちゃんは故郷でしたわ。

次の日、私は総理と公務を行なった。閣僚の全員参加での神社参拝なの。本格的には4日が仕事始めですけど、閣僚は3ケ日待機をすることになっているの。私自身は故郷で一丸ちゃんと一緒にいたいんだけどね。

そんな事が有っても大臣をすることが私の仕事だからしょうがない。

サイドアウト


夜叉節サイド

私は、利之と一緒に御正月を過ごしているの。今月、予定日であるので、利之に出産の時に隣にいて欲しいわ。御節を利之と食べながら今年の政界の話をすることにしたわ。

「ねぇ、利之」

「どうしたの、秀子?」

「今年の国民党はどうなるの?」

「どうなるか分からんな。俺もどうなるか・・・」

「この子のこと?」

私はお腹を擦りながら聞いた。

「そう。俺離党させられるかもしれない」

利之は私が食べさせてあげるから心配しないでね。

サイドアウト


総理サイド

余は、閣僚と同じく官邸に待機をしておる。何が有ってもいいようにすることが責務である。靖国より、明治神宮に参拝することにして、参拝した。学生時代にあししげく同定の訓練をしにきたところである。何処も懐かしく青春の面影を残しておる。

生態系を学ぶ人間の聖地である。ここに幹事長も実習で来ると思うとしっかりと学んで欲しいというのは贅沢とは思わない。

サイドアウト


一丸サイド

僕は、2日に不動尊を参拝しています。不動尊は県境にあり、3区の一番南の町にあります。僕はこのお寺には合格祈願の御守りを貰いに来ました。

御守りを貰った後で姉さんに電話をしました。

「姉さん、御守りを貰いました。4日に東京に行きます」

「わかったわ。受験ですものね」

書き初めは、合格という二文字を選んだんです。今、絶対に成し遂げたいことです。

3日は特にすることなく、箱根駅伝を見ています。昨日の往路に続き復路です。僕は繰上スタートのあるこの駅伝はあまり見ることなく育ったので、何処が優勝してもつまらないって感じます。

サイドアウト


夜叉節サイド

いつ産まれてもおかしくないお腹をして、箱根駅伝を見ているの。東京五輪のマラソンを小田原~芦ノ湖ですることってどうなの?って思っているこのごろです。

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