紅葉
紅葉が色付く頃になっていました。僕のお仕事は大学入試を突破することになっています。利之・夜叉節さん・亀井さんも同様です。
政治家としてのお仕事よりも、受験生としての立場を優先させてくれるのは党の方針なのでしょうか?そのおかげで高校生活を謳歌する余裕を持てたんですけどね。1年生、2年生の時に政治と高校生活を両立した経験がそうさせているんでしょうけどね。
サイドアウト
義文サイド
俺は県知事選挙に備えている。自生の公認候補として、新人を立てることにしている。官房長官の了解は取ってある。ただ・・・オール与党というか、現職を応援する人の多さでね。本当に大丈夫だろうか?俺たちの推薦候補は。新幹線の開通前に一悶着あるとは思います。だが、現職を当選させる必要はあるのであろうか?
ようやく、候補者とできる人を見つけた。40代の前半の人だ。60代の現職との選挙戦であります。共産より候補者を立てない様に工作することも必要不可欠だ。
サイドアウト
一丸サイド
僕は故郷で起こっていることが解らなかったんです。ただ、新進・自民という中央とは違う別れ方をしていることは解ります。
僕の産まれた時の政党を保っている様です。
サイドアウト
石部サイド
私は一丸君の故郷の県知事選挙に現職で纏めれば一丸君に1泡噴かせることができる。それをすることで一丸君を陥れる計画よ。私は、野党の結束を訴えたんだけど、共産は乗って来なかった。独自候補を出すとも言わなかった。
サイドアウト
共産サイド
我等は国政での振舞いを見ていると与党に分があると思われる。因って今回は与党に与することを決断した。
選挙では自生の新人を応援する。
サイドアウト
そして、選挙の公示を向かえた。
公示
谷村 正清 現(無所属)
野党推薦
永瀬 真実 新(無所属)
与党推薦、共産支持
公示を済ませて、義文は与党の推薦候補の応援をする。一丸は、大学受験で地方の選挙に手が回らないのです。
一方、野党の石部 ヒロ子は現職を応援している。高校を中退しているので時間を持て余しているのです。
夜叉節の党(社会自由)の県本部は新人を推薦しました。
一丸サイド
僕は、故郷の県知事選挙に関われないんです。推薦入試の季節と重なっていますので。義ちゃんは何処の大学を受けるんだろう。それとも、受けないんだろうか?
利之は始めに慶應義塾を受けられました。次に、早稲田という手順です。何でも、一般入試は子供の産まれて忙しいので推薦で受かって置きたいらしいんです。
利之に推薦の感触を聴くと、良い手応えって返って来た。夜叉節さんを大事に思って推薦で大学入試を受けたという心遣いが感じられます。
一方、僕は一般入試で大学を受けます。実力で入りたいのと誇りを大切にしたいという気持ちです。
サイドアウト
県知事選挙
投票日の夜、開票をしていた。現職と新人の一騎打ちで、5分5分の接戦の果てに新人が当選した。保守王国で現職が敗れた初めてのことだった。現職の任期は選挙の8日後に終わる。




