二学期
僕は、東京に戻りました。
今日、2学期が始まります。姉さんは、依然として忙しいそうです。
高校に行く前に、テレビを点けると姉さんの会見が行われているんです。
「今日、決裁した法面を発表する。○○可、●●不可・・・
・・・以上」
そして、会見が終わったので、テレビを消して登校しました。
僕の周りには夜叉節さんと利之がいました。
「夜叉節さん、利之、お早うございます。夜叉節さん、お腹大きいですね、太りました?」
「お早う、一丸ちゃん。太った訳ではないのよ。赤ちゃんが大きくなったのよ」
「お早う、一丸。秀子は俺の子供をお腹で育てているんだ」
ははは・・・そうなんだ。
そのうちに、クラスメートが沢山入って来ました。
「ショタ幹、久しぶり元気だった?」
「ショタ幹、可愛い!!」
この二人は女子です。
「おう、一丸。久しぶり!!元気だったか!」
僕は3人に挨拶します。
「元気だったよ!」
「後、可愛い言うな!!幹事長ですよ!」
1人に突っ込んだ。
クラスの外には、一年の人がいました。
「丸ちゃん、久しぶり!!」
「僕、年上ですよ!ちゃんを付けないで!!」
何故か突っ込みをすることになった。
そのうちに一限目が始まりました。
授業は4限目迄終わり、お昼になった。
お昼は、利之と夜叉節さんと一緒に食べました。
「一丸ちゃん、玉子焼きちょうだい」
「一丸、俺にも!俺は鮭を出すぞ」
「私は、豆腐を出すわ」
僕は笑顔で頷き、二人と交換したんです。
今度はぶりの照り焼きでも入れて来ようと思った僕。
お昼を終えて、午後の授業を終えて放課後になった。
サイドアウト
姉サイド
官房長官としての仕事は今日はないのよ。でも、一丸ちゃんの姉としての休日はないの。当たり前よね、唯一の肉親だものね。
ずっと待っている、弟の帰りを。こんな事は当選前以来無かったの。だから、総理にお休みを貰ったわ。弟の帰りを待っている間に肉じゃがでも作ってようかな?おふくろの味よ。美味しく作れるかしら・・・。
ご飯を作り、暇になったので資料に目を通す。
官房機密費 ×●億円
内閣府 ×・億円
・・・
資料間違えた・・・
吹き付けの方法
水で押し出す方法
空気で押し出す方法
そうそう、これよ!
パレット状種子の吹き付け方法なの。推進力に水を使うのか、空気を使うのかの違いなの。どちらを使うのかは業者の判断ですね。私達は指定することはしないの。だけど、両者を知っているに越したことはないのよ。一長一短はあるので、決裁する材料になるでしょ。
少し時は経ち・・・
「ただいま」
一丸ちゃんが帰ってきたの。
「おかえりなさい。ご飯出来てるわよ、食べる?」
「うん。もう6時うったもんね」
えっ!?まだ5時かなって思ったのに、そんなに経ってたの!?
サイドアウト
一丸サイド
ここからは、ストーリとは異なることを話します。尾能新幹線の七尾~輪島(ミニ穴水~蛸島)なんだけどね。徳田大津の駅を造ることで、今建設するべきかという論争になっています。金沢方面との乗換専門駅として整備するのが与党の考え方です。それで、七尾以北の整備が遅れています。




