夏休み
僕は、夏休みになると直ぐに故郷に帰りました。
忘れて居たんだけど、能登(七尾)と尾張(名古屋)を結ぶ新幹線の完成を迎えたんだ(注:この小説の中だけの話です)。これで名古屋と能登が一時間半(?)で結ばれるんだ。
まあ、新幹線のことは置いといて、駅前は少しづつ変わっています。鼓みたいな芸術的な何かです。
メインストリートは、姉さんの小さい時になかったって言ってました。僕は当たり前の様にあるんだって思っているんですけどね。
僕は100円バスに乗って実家に向かい、着いた。
僕が入ると党の支部スタッフが出迎えをしてくれた。
僕の部屋
ぬいぐるみと本(ラノベ、漫画、辞典、事典)のみです。
姉さんの部屋
トランプとか玩具置場になっています。
僕の部屋でぬいぐるみとたわむれている。他の人に見られると不味い姿です。けど、事務所(党支部スタッフ)は口が固いんです。
そのスタッフが僕をご飯に呼んでくれた。僕が食卓に着くと、皆で夕御飯を食べるんだ。因に、この日の献立はご飯(県内産コシヒカリ)、豆腐と若布の(○本海)味噌汁、鱸の煮付け、ホウレン草のおひたしの4品でした。
食べ終わって部屋の中で寝転がっていたんだけど、姉さんより電話がかかってきた。
「実家に帰れないかも」
「どうしたの、姉さん?」
「官房長官になったから、余りお休みを取れないのよ」
「えっ!?今年は墓参り出来ないの?」
「お盆に一日位お休みを取るわ。何も無ければ」
そうですよね。一日位は帰って来てくれるよね!!
「緊急事態があったら別よ」
緊急事態って何だろう?
「緊急事態って何?」
「天気、地震等の災害とか内乱、外国との交戦だとかよ」
僕にとっては交戦は無いって感じです。
「内乱って可能性あるの?外国との交戦って?」
「内乱は無いって私も思うわ。戦争よ、外国との交戦は。無いって思うけどね」
それで電話が切れました。
電話を終えて寝ました。
お盆に、姉さんが帰って来ました。僕はきりこを持って、姉さんは線香のセットを持ってお墓に行く。
お墓の前で、僕は大学受験の成功をお祈りしました。姉さんが何をお祈りしたのか分からなかったんだけどね。
サイドアウト
姉サイド
お盆になって、実家に帰った。お墓参りに弟を連れて行く為だった。弟は大学受験の成功をお祈りしたみたいね。私は、官房長官に成れたことの報告と一丸ちゃんの健やかな成長をお祈りしたの。
一丸ちゃんは、体はともかく頭の成長は良く健やかな成長をしたのよ。
可愛いままなのに頭の中は大人顏負けです(保健体育の知識を除いて)。
お墓参りを終えると首相官邸に戻った。官房長官としての仕事をしなきゃいけないのよ。一丸ちゃんと一緒にいたいって思っているけど、官房長官としての自覚で気持ちを振り切った。
サイドアウト
一丸サイド
僕は、お墓参りが終わって姉さんが東京に戻った後・・・海に行ったんです。能登高速の沿線の海水浴場にね。僕・よしちゃん、中津兄妹のメンバーです。中津さんとよしちゃんの子供が付いて来るんだけど。




