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高校生幹事長   作者: 源綱雪
3年生
188/240

プール

僕は、プールに来ています。プールっていっても高校のプールではありません。公営の場所です。水着は子供(学童)用のではなく、幼児用(胴体を包む様に作られています)のを着させられています。僕は、短パンの水着が良かったんだけど、サイズがなかったって言ってました。

一緒に来ているのは利之と夜叉節さんです。利之は大人な水着です。夜叉節さんは、ビキニ?なのかな?僕には良く分かんなかった。

サイドアウト


夜叉節サイド

私の水着はビキニよ。利之にワンピースを着て欲しいとは言われたんだけどね。赤ちゃんのことを心配してくれたのは良かったのよ。でも、それでも露出を多い水着を着たかったの。

利之と一丸ちゃんと手を繋いで歩く。真に親子連れに見えているでしょうね。

サイドアウト


利之サイド

俺は、秀子と一丸と手を繋いで歩いている。本当は秀子の腹に手を回して引き寄せたいのだが、一丸も一緒にいるので自重した。

また、一丸を1人にすると狙っている目を知っている俺は、秀子と一丸を二人で守るという約束をしているのだ。

「一丸、俺達の側を離れるなよ」

「何で?」

「誘拐される恐れがある」

「わかった!!僕、二人と一緒にいる!」

そう言った一丸は可愛いのだが、可愛いという特徴は今は危険と気付けよ。

サイドアウト


一丸サイド

僕達は、夕暮れには帰宅しました。何気無くテレビを見ていると・・・姉さんの会見をしてました。

「この度は、私、代償植生担当大臣を兼務させていただくことになりました」

記者『代償植生とは何ですか?』

「代償植生とは植生が無くなった土地に導入する植生です」

記者『植生とは?』

「生えている植物のことです」

『どの様な植物を導入するのか?』

「先駆植物を導入します。豆科とかヤシャブシやハンノキ系、ガンバの類などです」

代償植生の担当大臣となった姉さんの会見はまだ続いています。

僕は、姉さんより遅くなるので先にご飯を食べて寝ていなさいって言われました。それで備え付けの冷蔵庫を開けると・・・野菜しかなかった。

ご飯はあったので、野菜炒めを作って食べました。

サイドアウト


姉サイド

私は、兼任する担当の発表をしてから認証を受けて、官邸内に専用の秘書官を招き入れて初めての担当の政務三役会議をした。

「最新の基礎工はどんなものがあるかしら?」

副大臣、政務官より口述の返答があった。

「植生工は、次の種子を混ぜるのね?」

これに付いては肯定をしてもらった。

管理工を少なくすることができるかどうかに付いては、その方向で技術開発が進んでいるとの報告を受けた。

結局、その日は帰宅することができなかった。

日付が変わった真夜中に一丸ちゃんの顔を見に帰って寝顔を見たら官邸にとって帰り、仕事を続けました。そう、プールではしゃいだ後らしくぐっすりとしていたわ。

仕事の最中に、一丸ちゃんの秘書に連絡して、一丸ちゃんの面倒を看てくれる様に頼んだりしたりもしたんだけど。

秘書は2つ返事で応えてくれて良かったわ。

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