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高校生幹事長   作者: 源綱雪
3年生
182/240

体育祭

僕は、学校に向かっている途中です。僕の出る種目を確認してみる。

お遊戯、玉入れ、かけっこ・・・僕は幼児か?一覧表をみるとあらためてそう思う。

高校生活も最後の1年なのに、幼児扱いです。

学校の僕のクラスに着いた。そして、着替えて服を見ると・・・高校生なのに、幼児の服みたいになっています。確か、体操服だったはずですけど?そういえば、クラスに入ってすぐにトイレに行った様な気がする。その時にすり替えられたのかな?犯人は女子で間違いないんだけど。

夜叉節さんに聞いてみると、ショタコンの人だったとおっしゃられました。

サイドアウト


ショタコンサイド

私は、ショタ幹の体操服を隠して、幼稚園生の体操服に代えてみた。身体の大きさはぴったりサイズであるし、見た目だけが多少違うだけだ。体操服は後で返すけど、この匂いは嗅いでいてもいいでしょうね。

サイドアウト


夜叉節サイド

ショタコンの子、何してるの?一丸ちゃんの体操服の匂いを嗅いでいる目的は何?変態よね~。あの姿は一丸ちゃんに見せられないわ。

サイドアウト


一丸サイド

体育祭が始まりました。最初は、お遊戯で僕も出ます。手にはボンボンを填めて顔にはお面をしています。

そして、始まったので僕は一生懸命に踊りました。

手を右に左に出しながら、足を前に出している。お遊戯は、男子と女子が一組となってするんだけど、ボンボンを持っているので、手を繋がなくてもいいんだ。でも、腕を組まれた。

その後、僕はかけっこに出たんだけど、幼稚園生と同じです。

午前中はそれで出番が無かった。

ご飯は、姉さん、夜叉節さん、利之、亀井さんと食べました。

午後は玉入れをしたんだ。これには、クラスメートも多く参加しています。

僕の周りには女子が多かったんですけどね。クラスとしては勝ったんだ。

サイドアウト


姉サイド

私は、弟のクラスを応援する為に来ているのですけど、有名人ですので変装しています。

あら、一丸ちゃんだけは気付いたみたいね。私は、手を振って応える。

お昼は、弟と一緒に食べた。私のお手製なの。一丸ちゃんは美味しいって言って食べてくれるのですけど、母の味よ。私と一丸ちゃんの母の味だからお袋の味だからね。私は母から学んだのですよ。

まあ、午後の玉入れで弟のクラスメートに警戒したのは内緒の方向で。

サイドアウト

一丸サイド

僕は体育祭が終わると制服に着替えてトイレに行き、クラスに戻ると幼稚園生の服は消えて、本来の体操服がそこに置いてあった。僕は、体操服を持って家に帰りました。

サイドアウト


夜叉節サイド

ショタコンの子が、一丸ちゃんの体操服を返しに来た。

「それで何をしていたの?」

「ひ、秀子。違うの!匂いを嗅ぐとかそんなことをする訳無いじゃない」

動揺している。

「一丸ちゃんの脱いだ服はどうするの?汗で汚いわよ?」

「せ、洗濯してあげるわ!!」

更に動揺が激しくなったわ。

「本当は?」

「宝物じゃなくて、匂いを嗅ぐじゃなくて、売るの」

「止めなさい!!良いわね!?」

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