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高校生幹事長   作者: 源綱雪
3年生
174/240

国会延長?

国会は、終盤に差し掛かりつつある。与党は延長をしないという腹積もりである。野党(特に自由資本)は30日の延長を求めている。与野党の国会対策委員長による会談がもたれ、結果としては15日の延長が決まった。15日の延長ということは、6月いっぱいは閉会しないってことだろう。7月の臨時国会はなくなった。政権の交代より2年で恒例になりつつあった7月の臨時国会は2回で打ち切りとなってしまった。

仕方がない、与党の幹事長は3人とも受験生なのだから。

延長して話し合う内容は、虹姉弟による政権の私物化は無いのか、野党の意見を何処まで受け入れる用意があるのか、独裁的な政権運営をしないか等である。

できるだけ、受験生に負担を掛けない様にしてみる積りであるが、受験生の負担増は避けられないという見方が有力だ。しかし、最小限にしなければ本人達の政権離脱と政権の崩壊を招く。


姉サイド

私は、総理と延長国会対策案を考えている。なるべく一丸ちゃん達の負担を減らす為の案にする場合にはどの様にすべきであるかということを話し合うことをしています。答弁は、私がするの。私がつまったら総理がするの。総理がつまったら、各大臣で最後に一丸ちゃん達の答弁にするつもりよ。

サイドアウト


総理サイド

余は、受験生に負担を掛けない様にしてあげたい。とはいえ、余はどうすれば良いのであろうか?官房長官と相談すれば良いか?余は、官房長官と相談した結果、官房長官に全てを任せようと決まった。

官房長官と我が党の幹事長は権力の中枢である。だが、権力の中枢といっても、実の権力を持っていない。(少なくとも受験生の方は)実の権力を持っているのは余と国会対策委員長である。(我が党は)

サイドアウト


国民党代表サイド

儂の党は、儂の権力が強い。高校生の権力は殆ど無いと見て良いのである。受験生という理由であるのだからな。もし、儂の権力が弱ければ我が党は分裂したかもしれないのだ。我が党はただでさえ小さい。儂が重しとなってまとめていかなければ、たちいかない。小さい党には小さい党なりの事情があるのだ。まあ、代表代行に姪の芽衣(30)に就いてもらっている。我が党の方が独裁的な感じがするだろうけど、我が党なりの防衛策であるのだ。

サイドアウト


社会自由党党首サイド

私の党は、政調会長に分権している。というのも、ドラフト外の育成だからっていっても大事な党を支える人材なのよ。まあ、ドラフト一位が妊婦になった以上は、ドラフト外にがんばってもらわないと・・・最低、次の総選挙までは。次の総選挙の前に行われるドラフトでも優秀な子を採りたいわ。

サイドアウト


一丸サイド

僕は、延長国会に出ても、答弁は最後で良いって言われました。姉さん、総理、その他大臣、僕の順で優先して答弁を行うって言ってました。僕はこれから模試の連戦が始まります。気を引き締めて臨まないととんでもないことになるかもしれません。全力を尽くします。

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