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高校生幹事長   作者: 源綱雪
3年生
164/240

破防法

僕は、破防法改正に向けて取り纏めをしています。破防法をリストラ等に適用できる様に変えるんです。

リストラ(大規模)や、生態系の破壊に繋がる事業者に対して適用することになるんです。まあ、業界全体で適用されることもあるかもしれないのです。

僕は、受験競争の最中なんだけど、この法案を纏めているんだ。もちろん、クラスのみんなを巻き込んでいるんだけどね。クラスだけじゃなくて、学年の中道全員を巻き込んでいるんだ。

三年の中道は240人います。240人の中で“緑の社会”は200人いますよ。圧倒的な数ですけど、“おれたち”や“公暗”は野党として異なる視点の意見を言ってもらいたいって思っています。共産や自由資本の不在で話し合うんですので。

全学年を巻き込んで話し合いたいとこなんですけど、大変なことになるかもしれないんだ。

三年の中道で話し合っています。公暗、おれたち、からは相当キツイことを言われていますけど、僕達の反撃も強くて、キツイことに対してちゃんと答えています。それを続けて約2時間後、自由資本と共産が話し合いに入ってきました。人民と維新まできました。

学年全員参加になってしまいました。こうなると、一致したことを4党の人に話しました。

さて、三年の全員参加の議論が始まってしまいました。中道で合意したことは、中道全員で説明をすることになった。それ以外は“緑の社会”で説明をすることになっています。

議論は激しさを増し、口喧嘩と取れる様な発言の応酬が目の前で行われています。議論を止めて、冷静になって欲しくて休憩を取ろうとした時、自由資本の方から罵声を浴びてしまいました。

「途中で休むとは何事だ!あほ!ボケ!!かす!!」

「俺達に何も言わせないつもりか?ボケナス!○チ●イ!!」

等ね。

僕は、涙目になっています。直ぐにでも泣きたいけど、僕の幹事長としての威厳を考えると泣けない。

内心(うえ~ん。怖いよ、姉さん)

夜叉節さん「少し冷静になってね。一丸ちゃんが怖がっているわよ?冷静じゃないと間違うことだしね?」

一旦、休憩になりました。

僕「夜叉節さん、有難うございました」

夜叉節さん「どう致しまして、一丸ちゃん」

夜叉節さんに助けられてばかりですね・・・

サイドアウト


夜叉節サイド

私達、高校生で法案を纏めるのはいつものことなんだけど、大学入試を控えている学年の人で作るのはどうかとも思うのよ!?だけど、一丸ちゃんが引き受けたんだから私達も責任を持って仕上げるわよ。

学年の全員となってからは口喧嘩みたくなってきたので、一丸ちゃんが休憩を取ろうと提案したのよ。その時、自由資本の方から罵声を浴びていて非常に可哀想なことになっているわ。ここは、私が助けないとね。

私は、一丸ちゃんを抱っこして、頭を撫でながら注意を自由資本の人にした。一丸ちゃんを落ち着かせないと議論を続けられないのよ。一丸ちゃんは直ぐに膝で寝てしまった。安心して、私がついているわよ。

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