学年末テスト
今日は、学年末のテストの初日です。新年度予算の成立と関連法案の成立、株主法案の成立が終わっています。テストの日程は、4日間で最後は保健体育です。一番苦手な教科が最後なのはウキウキな気分ですけど、最後にブルーにならなければいいですね。このテスト結果で新年度の生徒会の結果が見えてくるんだもんね。後、新一年生の入試結果を足すことで判明するけどね。
今、朝のHR前です。僕は、一人で自習をしています。今日のテストは得意科目ばっかりでも、落とし穴はあるかも知れないから。
暫くして、利之と夜叉節さんが入って来た。顔が赤い二人で一緒に来た。僕達は挨拶をして、また、僕は教科書に目を戻した。夜叉節さんは女子に、利之は男子に冷やかされています。(後で聞いた話ですけど、子作りをしていたらしい)
「利之、嫁さんを大事にしろよ!!」
「夜叉節を泣かせるなよ」
一方、女子は
「秀子、前田君と幸せに」
「とっとと、赤ちゃん産んじゃえ!!」
何だか歳不相応な会話が行われている。僕を見た女子が、
「ショタ幹の可愛いさでは言えないことよね♪」
同調する女子も
「ショタ幹は子守唄で寝んねさせないとね」
「ショタ幹にミルクをあげないと」
あれ?最後の女子って嫌な予感がする。その女子は、僕を布で巻いて僕の口を自分の胴体へと近付けた。僕は反対方向を向こうとして暴れたんだけど、体が固定されていて動かない。その内、女子が笑って
「冗談よ、冗談!慌ててるのが可愛い」
でも、目が笑って無かった。まだ、おくるみの中にいます。夜叉節さんに出してもらって何とか自分の席に戻った僕は、テストに臨む準備をした。
テストは、現代文、古文、数学、リスニング(英語)の順で今日は終わって、放課後になった。
「ショタ幹、私の家の子になって」
この人は、僕をおくるみにした女子です。
「何で?っていうか、ショタ幹っていうのは止めて下さい」
「幹ちゃんで良いのね?」
「虹君の方向でお願いします」
僕は、ショタ幹っていうのは嫌です。せめて苗字+君で呼ばれたいんです。でも・・・
「嫌よ、ショタ幹で良いじゃない」
この日は、すぐに帰りました。
次の日、僕は7時前に高校の教室内にいます。今日もテストです。今日は一番乗りしていた防衛大臣と楽しくお喋りをしています。
「一丸ちゃん、あのアニメ見た?」
「うん、亀井さん。僕の一番好きな漫画ですね、ドラ」
「へぇ、ショタ幹ってドラが好きなの?可愛い!」
「もう、話に入って来ないでよ。ショタコン」
今のは亀井さんです。
「何よ、大臣だからって人の恋愛に口出さないでよ!!」
「大臣だから出しているんじゃないわ、一丸ちゃんが嫌がっていることに気付かなかったの?保護者として言っているのよ」
この二人の言い合いは、HRが始まるまで続いた。
二日目は、英語、公民、地理、世界史のテストがあった。
三日目は、日本史、地学、物理、生物のテストがあった。
最終日は、化学、保健体育のテストがあった。
この結果はまた別の話です。




