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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
153/240

学年末テスト

今日は、学年末のテストの初日です。新年度予算の成立と関連法案の成立、株主法案の成立が終わっています。テストの日程は、4日間で最後は保健体育です。一番苦手な教科が最後なのはウキウキな気分ですけど、最後にブルーにならなければいいですね。このテスト結果で新年度の生徒会の結果が見えてくるんだもんね。後、新一年生の入試結果を足すことで判明するけどね。

今、朝のHR前です。僕は、一人で自習をしています。今日のテストは得意科目ばっかりでも、落とし穴はあるかも知れないから。

暫くして、利之と夜叉節さんが入って来た。顔が赤い二人で一緒に来た。僕達は挨拶をして、また、僕は教科書に目を戻した。夜叉節さんは女子に、利之は男子に冷やかされています。(後で聞いた話ですけど、子作りをしていたらしい)

「利之、嫁さんを大事にしろよ!!」

「夜叉節を泣かせるなよ」

一方、女子は

「秀子、前田君と幸せに」

「とっとと、赤ちゃん産んじゃえ!!」

何だか歳不相応な会話が行われている。僕を見た女子が、

「ショタ幹の可愛いさでは言えないことよね♪」

同調する女子も

「ショタ幹は子守唄で寝んねさせないとね」

「ショタ幹にミルクをあげないと」

あれ?最後の女子って嫌な予感がする。その女子は、僕を布で巻いて僕の口を自分の胴体へと近付けた。僕は反対方向を向こうとして暴れたんだけど、体が固定されていて動かない。その内、女子が笑って

「冗談よ、冗談!慌ててるのが可愛い」

でも、目が笑って無かった。まだ、おくるみの中にいます。夜叉節さんに出してもらって何とか自分の席に戻った僕は、テストに臨む準備をした。

テストは、現代文、古文、数学、リスニング(英語)の順で今日は終わって、放課後になった。

「ショタ幹、私の家の子になって」

この人は、僕をおくるみにした女子です。

「何で?っていうか、ショタ幹っていうのは止めて下さい」

「幹ちゃんで良いのね?」

「虹君の方向でお願いします」

僕は、ショタ幹っていうのは嫌です。せめて苗字+君で呼ばれたいんです。でも・・・

「嫌よ、ショタ幹で良いじゃない」

この日は、すぐに帰りました。


次の日、僕は7時前に高校の教室内にいます。今日もテストです。今日は一番乗りしていた防衛大臣と楽しくお喋りをしています。

「一丸ちゃん、あのアニメ見た?」

「うん、亀井さん。僕の一番好きな漫画ですね、ドラ」

「へぇ、ショタ幹ってドラが好きなの?可愛い!」

「もう、話に入って来ないでよ。ショタコン」

今のは亀井さんです。

「何よ、大臣だからって人の恋愛に口出さないでよ!!」

「大臣だから出しているんじゃないわ、一丸ちゃんが嫌がっていることに気付かなかったの?保護者として言っているのよ」

この二人の言い合いは、HRが始まるまで続いた。

二日目は、英語、公民、地理、世界史のテストがあった。

三日目は、日本史、地学、物理、生物のテストがあった。

最終日は、化学、保健体育のテストがあった。

この結果はまた別の話です。

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