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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
151/240

代表選挙

゛緑の社会"の代表選挙が行われています。ここは、緑の社会に与えられた元部室です。

候補者は、

現職 喜多見さん

新人 仲眞 孝司(たかし)現2年

新人 山県 りく 現 1年

の三人です。

まずは、演説です。喜多見さんは一年間の実績を語ってくれたんです。仲眞君は、最期の一年間で実力を見せたい、山県君は、フレッシュな若さを語ってくれたんです。

僕達三人は、誰に入れると良いんだろうと相談しているんですけど、誰に入れれば良いのかわからないでいるんです。

投票が行われています。最初は、一年です。全員が終わり、二年の番になり、僕は現職に全てを入れた。喜多見さんしか考えられないんだけどね。

昨日、喜多見さんの事務所で僕はおやつを御馳走になった。僕の好きなポテチだったので、遠慮せずに食べてしまったんだけど食べ終わって、喜多見さんから、『食べてしまったわね?私以外の候補者に入れないでよ、分かった?』と言われました。

はっきり言うと脅迫されました。僕を脅迫しないでも入れるんだけどね。

話の内容では一年の候補者の方がよさそうでした。

さて、僕は、喜多見さんに入れたんだけど、喜多見さんは2位です。1位は山県君だった。しかし、過半数に達しなかったので、決選投票に持ち込まれた。

また、一時間考える時間が与えられました。その間、山県君の意見を聴いていた。

山県君「僕が代表になったら、新三年生の方々にはより良い環境の教室を充てます。新一年、二年には、三年生がフォローをする体制を作ります。それから、次の生徒会選挙は、6の維持をお約束します」

その後、ほとんどの人が、山県君に入れた。その結果、山県君は、代表になった。

サイドアウト


喜多見サイド

私は、代表選挙に出たの。もちろん、一丸ちゃん(ショタ幹)をおやつで買収することは忘れずにね。現職は強いというけれど、心配ですからね。

ショタ幹以外にも、一年生何人かも持て成していたから大丈夫と思っていたんだけど、見事に落選した。何故!?2位、3位連合を出来なかった。若さと勢いでは敵わないのかしら?

サイドアウト


一丸サイド

投票結果が出てから、喜多見さんに官邸より伝わって来たことを教えに行った。

「喜多見さん、党人事で政調会長に成って欲しいとの連絡です」

「あら、ショタ幹。今の政調会長はどうなるの?」

「それが・・・総務会長になるそうです」

「総務会長?我が党にそんなもの有ったかしら?」

「作ったそうです」

「そういえば、幹事長はどうなるの?」

「留任ですけど?」

そう、僕は留任って連絡がありました。

「大変よね、ショタ幹」

「ショタ幹って言わないで」

「これからの党務、よろしくね」

僕は、受験戦争に突入するんです。

「受験戦争も協力して、勝ち抜きましょう?」

「そうね」

僕の自由生命党、国民党は受験生で幹事長と政調会長を占める。社会自由党は、幹事長のみ受験生なのかな?

サイドアウト


夜叉節サイド

私の党は、政調会長に高校の新入生を充てるらしいわ。

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